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NUROモバイルに乗り換えました――回線開通もしやすい、AI応用の帯域割り当てが気になる
2022年7月11日 00:00
以前、乗り換えようか迷っていながらも継続していた筆者のMVNO回線でしたが、NUROモバイルに乗り換えました。
乗り換え先のプランは、NUROモバイル「バリュープラスVMプラン」で月5GBで990円(音声SIM)で利用できます。
乗り換えた理由は、「低廉な価格」と「オートプレフィックス機能」、「通信帯域割り当ての動的制御」が気になったからです。
低廉な価格
「低廉な価格」は、以前契約していた「BIGLOBEモバイル」では、月3GBで1320円の料金プランを契約しており、今回のNUROモバイルが容量も増やせて安くできるため、乗り換えを考えました。
また、BIGLOBEモバイルでは、以前の料金改定(値下げ)の際に既存のユーザーが新料金で利用できるのにラグがあり、しばらくの間「既存の高い料金」となっていたことがありました。
加えて、「既存ユーザーの月額料金を新料金まで値下げする」キャンペーンを実施していましたが、既存ユーザー全員に適用とはならず、ユーザーが申し込まないと適用されない(安くならない)ことがありました。
既存ユーザーへの対応についても、転出する判断に影響しました。
オートプレフィックス機能
筆者は「かけ放題」を契約するまではいかないものの、電話をする機会があります。これまでの「BIGLOBEモバイル」でも低廉な通話料金で通話できるサービスが提供されていました。しかし、専用アプリからの発信やプレフィックス番号を付与した発信が必要で、折り返しの電話などでは忘れることもしばしばありました。
NUROモバイルでは、「オートプレフィックス機能」が利用でき、標準通話アプリからの発信でも、低廉な通話料金が利用できる電話番号であれば自動的に適用されます。
通話料自体は、BIGLOBEモバイルの方が安いのですが(NUROモバイルは11円/30秒、BIGLOBEモバイルは「BIGLOBEでんわ」適用で9.9円/30秒)、ちょっとした手間や確認が不要になるのは、筆者にとって大きなメリットになると感じました。
通信帯域割り当ての動的制御
NUROモバイルでは「ソニーグループのAI技術を応用し、データ通信量を予測」しているといいます。プラン全体に対する帯域の割り当てを、将来の通信量予測に応じ自動で変更しており、帯域利用の効率を高めているとうたっています。
MVNO回線では、どうしても「お昼などピーク時の通信速度」が気になるところ。各社でさまざまな取り組みが進められていますが、このAI技術を応用した帯域割り当ての動的制御とは、どのような体験ができるのか? 筆者の個人的興味ではありますが、気になるポイントの一つとして挙げました。
MNP転入タイミングを選択できる
NUROモバイルでは、MNP転入による乗り換え契約では、「SIMカード発送前に切り替える」方法と「発送後にユーザーで切り替える」方法があります。
筆者は、不通時間を短縮するため「発送後にユーザーで切り替える」方法を選択し、SIMカード到着後自分で切り替えることにしました。
切り替え方法は、SIMカードに記載されているIDとパスワードでマイページにログインし、切り替える時間帯を予約しておくと、その時間帯に自動で番号の転出入が行われ、回線の切り替えが完了します。
切り替えが完了すると、登録メールアドレスにメールが届くので、旧回線のAPN設定を削除し、NUROモバイルのAPN設定を行えば利用できます。
AI技術を使った帯域の動的割り当てなど、気になるものもいくつかあるので、早速出かけて通信状況をチェックしてみたいと思います。
【お詫びと訂正】
NUROモバイルの通話料金について、表記がおかしい部分を修正しました(11秒/30秒→11円/30秒)。
失礼いたしました。
あわせて、BIGLOBEの通話料金について「BIGLOBEでんわ」を使用した場合の料金を明文化しました。