みんなのケータイ
Zoomより データ食う食う メタバース
2022年2月28日 00:00
バズワードになっている「メタバース」ですが、みなさんは利用していますか? 私はそもそもメタバースが何なのか、未だによく理解していません。
詳しい人に聞いてみたところ「(現時点では)コミュニケーションできる仮想空間かな」といった感じでしたが、そういうものだとすると、まだ自分から進んでメタバースに入り込んではおりません。
しかし、実は思わぬところで体験していました。それはNTT持株会社の決算発表会。
この決算会見は「DOOR」というシステムでストリーミング配信されており、DOORのサイトにある詩的な説明や提供されているコンテンツから、DOORがNTTの提供しているメタバースだということが分かります。
決算会見を「3D空間」で視聴すると、自分が3Dアバターとなって、劇場のようなバーチャル空間で、いかにもメタバース的に会見を見ることができます。
2月7日に実施されたNTT持株の決算発表会は、直前に別の取材があったため、外出先でスマホで視聴することにしました。
そのためのワイヤレスイヤホンも用意していたのですが、なぜかペアリングしようと思っていた端末とうまく接続できない。
そこで、仕方なく有線イヤホンを取り出し、3.5ミリのイヤホンジャックがあるauのXperia 1 IIで見ることにしました。イヤホンジャックがある端末を持っていて良かった!
なお、au回線はサブ回線として利用しているため、料金プランは「ピタットプラン 5G」を契約しており、今のところ1GBまでの最低料金をキープしています。
しかし、メタバースとは恐ろしいものですね。会見を視聴し始めてから30分経つか経たないかのうちに、データ使用量の警告で設定していた900MBを超えました。
動画はデータを食うものですし、Zoomなど双方向コミュニケーションのビデオ会議システムが、さらに大量のデータをやり取りすることも知っています。
ただ、それでも1時間に1GB程度だと記憶していて、DOORも同程度だと考えていたのですが、それ以上も以上。慌てて5GギガホのSIMを入れている端末のテザリングに切り替えたのは言うまでもありません。
30分で1GB弱、Zoomの約2倍、データを消費している感覚です。しかも、決算説明会は視聴するだけで、質疑応答はDOORではなく別の方法で行われていたと思います。
ちょこっとCG、それも静止画が使われている2D映像を見ただけなのに、このデータ消費量……。
スマホでメタバースは無制限プラン以外で入ってはいけないと心に刻みました。そして、各キャリアさんがメタバースを推している理由が分かったような気がしました。