みんなのケータイ

「HUAWEI WATCH GT Runner」を買いました

 これまでスマートウォッチはガーミンの「fēnix 5S」を使っていたのですが、昨年末の発表会で見たファーウェイのランニング向けスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT Runner」(以下、GT Runner)を気に入って購入しました。

HUAWEI WATCH GT Runner。基本的な機能は「HUAWEI WATCH GT 3」と同じで、ランニング向け機能が追加されています。ちなみにこの画面は常時表示用です

 fēnix 5Sは、酔っ払って転んで風防にちょこっとキズが付いたものの、私の使用方法では全く問題なく使えていました。かれこれ5年近く使っているので、電池持ちが悪くなったなぁとは思いましたが、それでも4日間は安心して使える良い相棒でした。

 ボタンを押して間違いなく操作できること、半透過型のディスプレイなので、いつでも時刻をチェックできる点も気に入っていました。というか、腕時計ならやっぱり常時表示ですよね。

 使おうと思えば問題なく使えるのですが、気分転換したいというか、単純に新しいスマートウォッチが欲しくなったわけです。でも同じシリーズの最新モデルに買い換えようとすると、お値段的に少々辛い。ハイスペックなスマホが買えます。

 そこでガーミンのランニング向けスマートウォッチを検討したのですが、私に向いていると思われる初級・中級者向け製品は、fēnixシリーズと比べるとチープ感が気になりました。同じメーカーの製品でクラスを落とす自分が許せないって気持ち、ありませんか。

 そんなわけで、違うメーカーのスマートウォッチを買おうとなんとなく決めていた所に、ファーウェイの新製品が出てきたというわけです。

 GT Runnerにはグレーとブラックのカラーバリエがあります。私はグレーを購入。珍しい色ですが、ベゼルが黒っぽいので、いつか黒いバンドに変えたくなっても大丈夫かなと思ったからです。

 ちなみにベゼルはセラミックだそうで、キラッと光る感じが良いです。そんなに高額じゃありませんが(3万4980円)、あまり安っぽくありません。

 正面から見てグレーの上下の部分は「ラグ」というのだそうですが、このラグはGPS、BeiDou、GLONASS、Galileo、QZSSの5種衛星測位のためのアンテナになっています。また、ここが空洞になっていることで通気性が高まっているのだそうです。

グレーの部分が「ラグ」で、ここにGPS等のアンテナが入っています。ラグとベゼルが金属じゃないので位置測位の際に電波を素早く、正確に受信できるのだとか
竜頭はチタン。スピーカーを間にして、下にもう1つ細長い「下ボタン」があり、ワークアウトを始めるときなどに使います。このボタンで呼び出す機能は、初期状態では「ワークアウト」メニューですが、カスタマイズできます

 位置の測位は非常に速いです。fēnix 5Sがなんだったんだと思うくらい、あっという間に測位が終わります。

 ただ、時々「HUAWEIヘルスケアアプリでGPS衛星情報を更新してください」というような指示が出てワークアウトモードになってくれないときがあり、さぁ、走るぜ! という気持ちが削がれてイラッとします。

 しかも、アプリのどこでその更新をしていいか分からない。まぁ、再度ワークモードにすると進んでくれますし、走ったルートを確認すると正しくトラッキングしてくれているので、大きな問題にはなっていません。

 気に入っているのは、とても軽いことです(ベルトなしで約38.5g)。ケースサイズは46ミリで、私には正直大き過ぎるのですが、軽いので存在を忘れそうになります。走っているときも、腕の振りで位置がズレることが少ないような気がします。この点は汗だくになる夏になると評価が変わるかもしれませんが。今の季節は長袖なので、時計が大きいと袖口の扱いでちょっと悩むことはあります。

 また、通知のバイブレーションの強弱が選べることも気に入っています。弱にしていると、メールがたくさん届く時間帯でも、煩わしさがだいぶ軽減されます。

 なお、ファーウェイのスマートウォッチはバッテリー持続時間が長いことが特長です。

 スペックでは通常使用で14日間となっていますが、私は常時表示、心拍数の継続モニタリングをオンにしているので、ここまで長くは使えません。1週間くらい経つと、バッテリーが少なくなってきたので充電するようにという通知が出ます。それでも十分な駆動時間ですが。

 ペアリングするスマホはiPhoneにしました。まず、iPhoneのBluetooth設定でGT Runnerと接続し、その後「HUAWEI Health」アプリでデバイスを登録します。

 アプリでは文字盤やスマホの通知設定のほか、心拍数の継続監視、血中酸素の自動測定のオン/オフ設定などが可能です。ワークアウトの活動履歴を見たり、トレーニングプランの作成したりといったこともできます。

HUAWEI Healthアプリ。App Store、Google Play、ファーウェイのAppGalleryからダウンロードできます

 GT Runnerの売りの1つに、「ランニング能力指数(RAI)」を測れることがあります。過去のランニングの心拍数、ペース、距離、頻度などのデータから、自分の走力やレベルが導き出されます。

 GT Runnerのウェブサイトによると、フルマラソンを2時間半で走る人のRAIは69.2、3.5時間で走れる人は46.7、4時間だと40.7です。

 私は現在24.8なので、いかにダメなランナーかおわかりいただけるでしょう。まぁ、自分の感覚でもそのくらいなので、GT Runnerは正確にランニング能力を把握しているといえます。

過去のデータからランニングの能力を数値で表してくれるランニング能力指数

 fēnix 5Sから変わってちょっと気になったのが最大酸素摂取量VO2Maxの数値の違いです。fēnix 5Sでは37程度だったのですが、GT Runnerでは30に落ちました。VO2Maxの計測方法は色々とあるようなので、ズレがあるのは理解していますが、もうちょっと上げていきたいところです。

VO2Maxは有酸素運動能力を示す指数。同年代女性の中ではそこそこ良い方となっていますが、数値が下がったのが単純に悲しい

 GT Runnerは位置の測位が素早く、トラッキングは正確、運動能力も正しく把握してくれているようで満足しています。

 強いて不満点を挙げるとすると、ワークアウト中に表示される画面の数字が小さめなこと。ディスプレイ自体は非常にきれいですし、さまざまな情報が一画面で見られるのは良いことですが、走っている最中は見にくいです。

 「ランニング中に画面はあまり見ないでしょ」と先輩ライターさんに言われまして、確かにそうなんですが、たまに距離や時間、時刻を見ることもあるのです。できればもうちょっと大きくしてほしかったです。

ランニング中に表示できる画面は数種類ありますが、心拍数、ペース、距離、時間、さらに時刻を確認できるこの画面を見ています。もうちょっと数字を大きくしてほしい

 ところで、新しいスマートウォッチで気分も新たにがんばろうと、張り切って走っていたら右膝を痛めてしまいました。走る前にこの体重をどうにかしなくてはいけないようです。