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自宅の鍵を「Qrio Lock」でスマート化したらApple Watchがさらにスマート化

 前から気になっていたものをついに導入しました。それは「Qrio Lock」。自宅の鍵を交換することなく、工事不要で電子化でき、iOS 11.4以上、Android 5.0以上のスマートフォンを鍵にできちゃうという製品です。今ではスマートフォンだけでなくスマートスピーカーからも操作できますし、Apple Watch Series 4以降にも対応しています。

Qrio Lockを導入しました

 製品自体特に新しいわけではないのですが、なんとなくきっかけがありませんでした。しかしこのコロナ禍でいろんな考えが頭をよぎり、導入することにしました。理由は「もし室内にいて1人で倒れたらどうする?」「できるだけモノに触らないシステムにしたい」でした。結果的にメリットが多くて大満足です。

 取り付けは思った以上に簡単でした。自宅のサムターンにあわせて厚みを調整してから、強力なシールで貼り付けるだけ。なんでもっと早く使わなかったかな?と思っています。

Qrio Lockのアプリ。鍵の状態がわかり、タップすれば解錠/施錠します。画面はiPhone X

 「Qrio Lock」は、スマートフォンのアプリから解錠、施錠できるだけなく、スマートスピーカーやApple Watchもサポートしています。自動化機能もあり、近づいただけで自動的に解錠してくれる「ハンズフリー解錠」や、鍵のかけ忘れが防げる「オートロック機能」もサポート。Hubを導入すればインターネットを介してリモートでも操作できますし、合鍵も作成できます。解錠、施錠の際にはスマートフォンに通知が来るので、防犯にもなります。

中で も気に入っているのは、位置情報とBluetoothを使った「ハンズフリー解錠」とApple Watchからの操作です。

 現在の設定では、外出してしばらくすると、ハンズフリー解錠が可能になったことが通知されます。そして帰宅時に自宅のドアから2〜3mの位置まで来ると自動的に解錠します。鍵を取り出すことなく家に入れます。

Apple Watchに通知された「ハンズフリー解錠」の状態

 もしドアノブに触りたくなければ、ここでドアオープナーを使って開ければOK。鍵を出して開けて、今度はドアオープナーに持ち替えて開けるという煩わしさが解消されるので、細心の注意を払いたい方にはおすすめです。

 最近は買いだしで1週間分くらいまとめ買いすることも増えました。両手に重たい買い物袋を持っていることも多いため、買い物袋を置いて鍵を取り出すという手間も省けて助かっています。

「ハンズフリー解錠」のプロセスは都度通知されるため、知らないうちに開いていたということがありません

 そして実は一番感動しているのは、Apple Watchからの操作です(私のはSeries 4 のCellularモデル)。家を出てからの施錠は、オートロックにしていない限り自分で行います。その際、スマートフォンのロックを解除して、アプリを起動してというお決まりの動作が面倒くさい! むしろ普通に物理的に鍵を差し込んだ方が早いので、外出時の施錠はちょっとスマートじゃないなと思うポイントでした。

 しかしApple Watchのアプリとペアリングしてからは最高! 文字盤のコンプリケーションに「Qrio Lock」を設定しておけば、すぐに呼び出して1タップで施錠できます。タップしてからの施錠スピードも早いので、ストレスはありません。

スマートウォッチが家の鍵になる日がやってきた!

このときは、時計が家の鍵になるわけで、スマートウォッチがよりスマートウォッチらしく機能していると実感できる瞬間でもあります。テクノロジー満喫! 当然、Apple Watchは一層欠かせない存在になっています。

Qrio Lockをすぐに呼び出して操作できます
センサーによって解錠と施錠が都度通知されるので、防犯面でも安心です

 そういえば初めて海外の展示会に行った帰り、家の鍵をうっかりスーツケースに入れたままロストバゲージされたことがありました。あのときは本当に困りました。今なら物理キーとスマートフォン、Apple Watchがあるので安心!

 そして合鍵作成。まだ作って渡してないので、どうしようか検討中です。物理キーと違って複製しなくていい点もセキュリティ面で安全ですね。ギックリ腰だけでなく、年齢的に突然倒れてもおかしくありませんし、万が一、ウイルスに感染して自宅待機なんてことになったら……早めに対応したいところです。