みんなのケータイ

LINEにはまだまだ進化してほしい

【V20 PRO L-01J】

 12月13日、ついにLINEで「送信取消」ができるようになりました。誤送信した内容でも、24時間以内のメッセージを削除できるという機能です。弊誌記事に対しても、SNS上では「待ってました!」という反応が数多くあり、全国7000万人に使われるコミュニケーションアプリで本当に待ち望まれていたのだなとあらためて感じ入ります。

 実際使ってみると、おお、これは便利。確かに消せます。筆者が13日にさっそく試したところでは、メッセージの削除は送信者・受信者それぞれに痕跡が残りました。このあたりの挙動は今後変わるかもしれません。

受け手からも削除したことがわかる形

 今回の機能拡充で、メッセンジャーアプリとしてのLINEの使いやすさがアップしたのは間違いありません。でもLINEにはまだまだ進化してほしい。たとえばメッセージの取り消しだけではなく、編集もできるようになって欲しい。それから、複数人のグループトークへURL経由で誘導(海外版ではできるらしい)なんてどうでしょう。また、相手のコメントを引用しながら返信できれば、なおわかりやすいです。

 もちろん世の中は「ストーリー機能」が活用されるInstagramや、そのInstagramにおいてハッシュタグ数が12万件を突破(App Annie調べ)と利用が活発になってきているというサウジアラビア発のアプリ「Sarahah(サラハー)」など、新たなトレンドがどんどん生み出されています。そうした流れをフォローするのもきっと重要なのでしょう。またLINE自体はニュース機能を拡充したり、決済関連分野へ続々進出したりして、ポータルとしての存在感を増そうとしています。そうした中ではちょっとした部分にすぎないのかもしれませんが、今回の「送信取消」のような改善を、これからのLINEにも期待しております。