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DNP、地図が描かれたNFCタグ付きブックカバーを書店で配布

5000部限定の「池袋スマートマップ」

 大日本印刷(DNP)は、立教大学が推進している池袋地域の活性化プロジェクト「池袋スマートマップ」を支援し、O2OプロモーションサービスやNFCタグ付きブックカバーを提供する。ブックカバーは池袋駅周辺エリアの書店で、4月10日から5000部限定で配布される。

「池袋スマートマップ」が描かれたNFCタグ付きブックカバー

 「池袋スマートマップ」は立教大学付近の池袋地域を活性化する目的で、立教大学経済学部廣江ゼミナールが立ち上げたプロジェクト。書店の協力を得て、NFCタグを貼付したブックカバーを配布する。そのブックカバーにNFC対応スマートフォンをかざすことで、池袋駅周辺の飲食店や観光スポットなどの情報が配信され、来店促進につなげるO2Oプロモーションを展開する。

 ブックカバーには立教大生おすすめのディープスポット(観光スポット・飲食店など約20箇所)を示す地図が印刷してあり、“街歩き”へと導く。一覧性に優れる印刷物の地図と、検索性に優れ大量の情報を掲載できるスマートフォン向けのデジタルコンテンツを組み合わせることで、効率的に地域情報を提供し、活性化につなげるという試み。

「池袋スマートマップ」にNFC対応のスマートフォンをかざすと店舗情報が見られる。NFC対応ではない場合、QRコードをスキャンすることで情報を取得できる。

 NFCタグ付きブックカバーの配布は、三省堂書店(池袋店)、ジュンク堂書店(池袋本店)、芳林堂書店(コミックプラザ店)、リブロ(池袋本店)の4店舗で行う。

 DNPは同プロジェクトにおいて、NFCを活用したO2Oサービスのプラットフォーム「TAPLINK(タップリンク)」を提供するほか、NFCタグ付きブックカバーと告知用ポスターの制作、企画支援などを行う。今後は、出版・広告・流通・小売・観光事業向けにTAPLINKの導入を促進し、2016年までに20社の採用を目指しているという。

川崎 絵美