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NFCタグを決済・配車サービスの入り口に、ソニーなどが利用シーン拡大へ
2019年12月10日 17:33
ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ、東日本旅客鉄道、アクアビットスパイラルズ、大日本印刷の4社は、NFCタグを活用した利用シーンの創出に向け、技術検証を行うことを発表した。
今回の技術検証には、NFC(近距離無線通信)を利用した「NFCタグ」を活用する。NFCタグは小型の紙やシール形状のもので、ICやアンテナが内蔵される。スマートフォンに内蔵されるNFC機能を利用し、スマートフォンをNFCタグにかざすことで、チケットの確認や支払いなどができる利用シーンを想定しているという。
具体的には、スタジアムの席に置かれたNFCタグにタッチすると、サービスサイトが開き、サイト内で注文や決済を行うサービス、NFCタグが置かれた場所でタッチをすると、サービスサイトが開いてタクシーを配車するサービスなどが挙げられている。
NFCを利用するメリットとして、ユーザーによるアプリの起動がいらず、NFCタグにかざすだけでサービスを利用できる点を挙げている。これにより、交通、決済などさまざまな利用シーンを期待しているという。また、QRコードと異なり、撮影による複製ができないといったもセキュリティ上のメリットとしている。
今後に向けて、東日本旅客鉄道はMaaS領域においてのNFCタグの活用を想定した技術検証を行う。アクアビットスパイラルズと大日本印刷は、培ってきた技術をもとに運用方法や新サービスを検討。ソニーは、標準化団体と連携し、技術仕様を検討していく。