トピック

三脚はもういらない 「motorola razr 60」が、あなたの日常を"作品"に変える

 家族や友人とのお出かけ、愛するペットと過ごす時間、あるいは通勤や通学の合間でも、心を惹かれた景色を写真に収めたくなることはあるものだ。そんなときに役立つのがスマホのカメラだ。しかし、いざシャッターを押してみると、ありきたりな写真しか撮れず、「もっとかっこいい、エモい写真を撮りたい!」と思っている人もいるのでは?

 そんな人に試してもらいたいのが、 モトローラの最新折りたたみスマホ「motorola razr 60」 だ。 フレキシブルなスタイルで使える ため、卓上に置いて撮影したり、片手で構えて動画が撮れたり、撮影の自由度も高い。ポケットに忍ばせておけば、いつでもどこでも撮りたいときに、頼もしい“相棒”になってくれること請け合いだ。

折りたたみスマホは、カメラの可能性を拡張する

 motorola razr 60の最大の利点は コンパクトに折りたためて、開くと約6.9インチの大画面ディスプレイを使える ことだ。閉じた状態でも約3.6インチのアウトディスプレイを利用でき、ほとんどのアプリを起動可能。 閉じたままでカメラを起動して、素早く自撮りを楽しむこともできる

折りたたみ時は約3.6インチ、開くと約6.9インチのディスプレイを利用できる
クルクルと2回ひねるだけでカメラが起動する
閉じたままアウトカメラで自撮りができるのは大きな利点だ
アウトカメラは広角(約5000万画素)+超広角/マクロ(約1300万画素)の2眼

 さらに便利なのが、その形状を生かして、さまざまなスタイルで撮影できることだ。 途中まで開いて卓上に置けば、三脚を使わずして、手ブレを抑えることが可能。 地面スレスレに置けば、大胆なローアングルの写真も簡単に撮れる。

このように立てて、自由なアングルで撮影できる
地面に置いて撮影するのも一興

 motorola razr 60を90度まで開いて水平にし、 片手でビデオカメラのように構えて撮影することもできる 。従来から搭載されていた機能だが、razr 60ではSNSで主流になりつつある 縦型の動画も撮影できる ように改良されている。

片手持ちでスムーズに動画が撮れる「カムコーダーモード」。SNSで主流の縦型動画も撮れるようになった

基本編

簡単にプロのような写真・動画が撮れる「L字置き」撮影術

 motorola razr 60は途中まで開く「スタンド」スタイルで、地面や机の上などにおいて撮影できる。自由な角度で止められるので、 見上げるアングルも、俯瞰するアングルも自在 。シャッターボタンは画面下方に表示されるので、タップするときにブレる心配は無用。

「スタンド」スタイルで撮影する場合、メインディスプレイが2分割され、下に操作パネルが表示される

 普段はスマホを手に持って撮影していた写真も、卓上に置いて撮ることで、今までとは違う1枚になるはずだ。

「スタンド」スタイルで撮影したカウスボタン。小さなものをクローズアップ撮影する際は、ブレたり、ピントが甘くなりがちだが、motorola razr 60ならシャープな画質で撮影できる
「スタンド」スタイルで料理を撮影した作例。上から見下ろすアングルの普段の料理写真とは異なる趣になる

 「スタンド」スタイルで写真を撮る場合、デフォルトのアスペクト比は「3:4」に設定されている。それを「1:1」「9:16」、さらに、フルスクリーンの「9:22」にも変更できる。なお、横に長い写真を撮るには端末を水平に倒す必要がある。広い景色を撮るには横向きにするのがおすすめだ。

横長の写真を撮りたい場合は、スマホを横向きにして立てよう
アスペクト比を「22:9」に設定すると、景色がより広く見えるワイドな写真に
夕景もダイナミックに写った
安定した場所に置くことで、夜景写真もブレる心配は無用

 「カムコーダーモード」をオンにしておくと、カメラを起動した状態で90度に開き、水平に持つと、自動で「カムコーダーモード」が起動する。メインディスプレイの右側にプレビュー、左側にタッチパッドが表示され、ビデオカメラのように片手で構えて動画を撮影できる趣向だ。タッチパッドをタップすると撮影が始まり、もう1度タップすると撮影が終了する。上下になぞってズーム倍率を調整することもできる。

「カムコーダーモード」は「カメラ設定」→「カムコーダーモード」で有効にできる
スマホを持つ手の親指でタッチパッドを操作する。左右どちらの手で構えてもOK「カムコーダーモード」を使うと、撮影時に片方の手が自由に使えるのが利点。赤ちゃんを撮影するときは、おもちゃを見せて笑顔にさせたり、ペットを撮影する場合は、おやつを見せて注意を引いたりすると、スムーズに撮影できるだろう。なお、アウトディスプレイにもプレビューを表示させることができるので、人物を撮る際は、撮影される人にも構図を確認してもらえるわけだ。

「カムコーダーモード」で愛犬を撮影した動画

夕暮れの海岸を撮影した動画。ズーム操作もスムーズにおこなえた

応用編

日常をアートに変える「テントモード」撮影テクニック

 motorola razr 60をテントのように立てて撮影することも可能。このスタイルでは、レンズが地面スレスレの位置に来るため、 普段は撮影しづらいダイナミックなアングルの写真や動画が撮れる

アウトディスプレイで「カメラ」を起動した後、左下の「写真」をタップすると、撮影モードのメニューが表示される。「スローモーション」や4枚の写真が連続で撮影されて、組み写真が作られる「フォトブース」も楽しめる
「カメラ」を起動した後、右下の「∧」をタップすると、タイマーやフラッシュ、自撮りの斑点などを設定できる

 シャッター操作にはタイマーや ハンドジェスチャーが便利 だ。タイマーは3秒または10秒に設定できる。ハンドジェスチャーも有効にしていれば、画面に向かって手のひらをかざすとタイマーが起動する。ハンドジェスチャーは動画撮影時にも使え、撮影中に画面に向かって、拳を握って見せると、撮影が一時停止する。

ディスプレイに向かって手のひらをかざすとタイマーが起動する

 テントモードでの撮影は、卓上に置いてセルフィーを撮る場合を除き、プレビューが見づらく、構図を決めにくい。逆に、意図しない構図の写真や動画が撮れて、それが楽しかったりもする。あえて狙わずに撮ることで、ユニークな写真が撮れることもあるだろう。なお、テントモードで撮る場合、デフォルトのアスペクト比は「1:1」。静止画は「3:4」、動画は「9:16」にも変更できるが、横に長い写真や動画を撮ることはできない。


犬を遊ばせているときに、犬の目線での動画を撮ってみた

波打ち際の近くにある岩の上に置いて撮影した
道端の花をローアングルで撮った作例
橋を下から見上げるように撮ってみた。手前の地面がボケて、趣のある写真になった

moto ai

AIの力でワンランク上の作品に変身!

 motorola razr 60には、モトローラ独自のAI「moto ai」が搭載されている。 会議や会話を録音すると要約してくれる「おまとメモ」 や、 通知をまとめて教えてくれる「とりまメモ」 など、便利な新機能を利用できる。

motorola razr 60で利用できる「moto ai」の機能
「イメージスタジオ」では、自分の顔写真からアバターを作成したり、簡単な手描きスケッチからイラストを生成したりできる

 さらに、moto aiは「カメラ」機能にも使われており、 ユーザーが意識することなく、理想的な写真を撮ることができる ようになっている。例えば、家族や友人と一緒に写真を撮る場合、「自動スマイルキャプチャ」が笑顔を検出し、全員の準備が揃ったタイミングで自動撮影される。

「自動スマイルキャプチャ」は「カメラ設定」→「撮影方法」で有効にできる

 人物を美しく撮影できる「ポートレート」モードは、物を撮るときにも活用できる。背景がナチュラルにぼけて、被写体が際立つ写真になる。画角は24mm、35mm、50mmの3段階で切り替えることができ、背景のぼけ方は6段階で調整できる。

「ポートレート」モードの24mmで撮影
「ポートレート」モードの35mmで撮影
「ポートレート」モードの50mmで撮影

 グーグルのAI機能 「Gemini」や「かこって検索」などもスムーズに使えるように組み込まれている 。撮影した写真や動画は「フォト」アプリで管理され、「編集マジック」や「消しゴムマジック」など、AIを用いた画像編集機能で、より自分が撮りたかったイメージに近づけることもできる。

「編集マジック」では、写真の色調を変えたり、要素を追加したりできる
不要なものを消して、最初からそれがなかったようにナチュラルな画像が生成される「消しゴムマジック」

本体デザイン

冒険に連れ出す相棒。遊び心を刺激するデザインとギミック

 motrola razr 60はスマホとして十分な機能を備え、おサイフケータイ、防塵・防水(IP48)にも対応。先進的なAI機能も利用できる。されど、折りたたむと手のひらに収まるほどコンパクトで、ポケットに入れて持ち歩くには最適。まさに "相棒"と呼びたくなるスマートガジェット だ。

必要なときに素早く取り出すために、ポケットに入れて携帯したい

 カラーバリエーションは、ライトスカイホワイト、ジブラルタルネイビー、パルフェピンクの3色。いずれも世界的に使われている色見本帳「PANTONE」から厳選された色で、モトローラらしい自然由来の素材から着想を得たデザインコンセプトが採用されている。

 たとえば、ライトスカイホワイトは大理石を連想させる質感で、アウトドアシーンでも映える。まさに、 カバーなしで持ち歩きたい美しい仕上がり だ。

 motorola razr 60はスマホではあるが、フツーのスマホではない。多彩な使い方がユーザーの創造力を刺激し、今までのスマホとは違う体験に導いてくれる。使い続けるほどに新しい発見があり、日常が冒険へと変わっていくだろう。さぁ、motorola razr 60をポケットに入れて、冒険の旅に出てみよう!