特集:ケータイ Watch20周年

【今日は何の日?】ケータイ Watchはこれからもモバイルの進化をお伝えします

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいりました。2020年度を終える3月31日、本コーナーはひとまず終わりを迎えます。

 3月31日、節目の日です。新年度を目前に控えるこの日は、過去、数多くのサービスで「最後の日」になるタイミングでもあります。たとえば、携帯各社の2G(第2世代)サービスもそうです。

 一方で、この日に発売された新製品も実はたくさんありました。2018年と2017年のiPad、2016年のiPhone SE、2017年の「Moto G5」などです。

 この20年、本誌は、日本の携帯電話市場の発展をずっと見つめ続けてきました。創刊当時に3Gサービスが登場して以降、日々、「最新のハードウェア」は続々と更新され、「新たな料金プラン」で「新しい使い方」としてさまざまなWebサービス、アプリが利用されてきた一連の流れは、数ある分野のなかでも、最も熱く進化に満ちた時間だったことは間違いありません。

 また、さまざまな災害が起きる日本では、通信が果たす役割は日々大きくなる一方です。この1年で世界を変えた新型コロナウイルス感染症という大きな衝撃のもとでも、通信やスマートフォン、モバイルネットワークが人々を繋ぎつづけてきました。

 創刊20年を迎えた本誌は、これまで最新製品や新たな料金プラン、通信技術の発展や、政策の動向、新たなアプリ、そして防災に役立つ情報などをお伝えしてまいりました。

 いよいよ2020年代には5Gサービスが、これから日本の隅々まで広がります。その先には6Gと呼ばれるさらに新しい通信技術の登場も見込まれています。

 スマートフォンも、フォルダブル、ローラブルといった新しい提案が登場していますし、ウェアラブルなデバイスとして、リストバンドタイプやスマートウォッチが広がり、完全ワイヤレスイヤホンも多くの人が使っています。さらに今後は、グラスタイプなどVR、AR、MRと呼ばれるリアルとバーチャルの融合が進むと期待されています。社会の隅々にはモバイルネットワークにつながるセンサーデバイスが広がることも予想されています。これまでだけではなく、これからもスマートフォン、あるいはモバイルネットワークが、私たちの生活で大きな役割を果たすことになるのです。

 身近な話題から、世界を変えていく大きな進化まで、これからも本誌は、モバイルを軸に、幅広く皆様のお役に立つメディアとして、通信がつなぐ世界の移り変わりをお届けし、これからも皆様にご愛読いただけるよう精一杯がんばります。