ソフトバンクの2Gが来年3月末で終了、契約は自動解除に


 ソフトバンクモバイルは、既に明らかにしている第2世代携帯電話(2G、PDC方式)サービスを2010年3月31日午前2時をもって終了すると発表した。終了時点で2Gサービスのユーザーは自動的に契約解除される。

 同社では昨年8月、「2Gサービスを2010年3月末までに終了する」と発表していたが、今回の案内では具体的な終了日時が明らかにされるとともに、終了時には、2Gユーザーの契約は自動解除されるとの案内も出された。これにより、2Gサービス終了後は、通話やメール、Webブラウジング、留守番電話など全ての機能が利用できなくなる。また2Gサービスの料金プランも利用できず、継続利用する場合は「ホワイトプラン」など3Gサービス用の料金プランを契約することになる。

 終了までに3Gサービスへ乗り換えれば、電話番号やメールアドレス、契約期間、ポイント、プリペイド(プリモバイル)のチャージ残高、ソフトバンクマイレージポイントは引き継げる。終了時に解約処理が行われるため、2010年4月1日以降に3Gサービスを契約したとしても、2Gサービス契約で利用していた電話番号などは引き継げない。

 同社では2Gから3Gへの乗り換えを進めるキャンペーンを11月30日まで実施している。期間中に「ホワイトプラン」を申し込めば、2010年3月末までの月額基本料が無料となる。また機種変更手数料もかからない。「ハッピーボーナス」「年間割引」については、新スーパーボーナスへ加入すれば契約解除料は発生しない。

 電気通信事業者協会(TCA)によれば、2009年10月末時点のソフトバンク2Gサービス契約数は98万800件となっている。

 



(関口 聖)

2009/11/24 15:44