レビュー

AIアバターをペットでも! SNOWの新機能「AIペット」がどれくらい“盛れる”か試してみた

 SNOWから、人間の似顔絵を生成してくれる「AIアバター」のペット版「AIペット」がリリースされた。SNSでは、主にペットの写真を上げているアカウントを中心に生成されたペットの似顔絵が多くアップされている。

 今回は、実際に愛犬の画像で試してみて、どんな楽しみ方ができるのか、使い方とともに紹介していく。

「AIペット」は「ペット版AIアバター」!

 「AIペット」はカメラアプリ「SNOW」で使えるペットのアバターを生成する機能。ペットの写真を1枚読み込ませるだけで、フィギュア風や3Dアニメ風の似顔絵を生成してくれる。

 「AIペット」リリース前から、犬や猫の顔に反応するフィルターは存在していた。

フィルターを付けて撮った愛犬

 愛犬はただ撮るだけでも十分可愛く撮れているが、「AIペット」は被写体を撮るより可愛く「盛る」ことができるのだろうか。

「AIペット」の使い方

 まず、「SNOW」を起動する。スタンプのタブから「AIペット」を開く。

開くとこの画面

 スタートボタンをタップすると、画像選択の画面に遷移するので好きなペットの写真を選び、トリミングを行う。

今回読み込ませた元画像
画像を読み込ませるとトリミング画面になる。
「作成する」をタップするとスタイルに合わせたアバターが……。「完了する」を押すと保存ができる。

 アバターのスタイルは無課金のユーザーは「イラスト」「毛糸」が選べる。プレミアムフィルターや「VIP」スタンプが使える月額450円のサブスクに加入しているとほかにも「ぬいぐるみ」や「2Dアニメ」「3Dアニメ」などが選べる。

完成! ユニークだけど実物の方が可愛いかも……

3Dアニメ
ぬいぐるみ
ゴージャス2
毛糸

 数秒で愛犬のアバターが完成した。10枚以上の画像と10分程度の時間を要した「AIアバター」とは異なり、元の画像を再現する形でアバターが生成されるので気軽にできる印象だ。

可愛い! ……でもなんだか怖い

 アバターの感想としては、「3Dアニメ」風や「イラスト」風のアバターは、愛犬の色と形だけをなぞった別のキャラクターを見られた感覚で面白い。SNSで見せ合ったり、アイコンなどに使用したりと楽しめると思う。

 でも、正直に言えば、実物の可愛さには敵わない。

 試したもののうち、「毛糸」風や「ぬいぐるみ」風は写実的なアバターで、初めて目にしたときは、愛らしく感じた。

 しかし、見慣れてくると、可愛さよりも不気味さのほうが大きくなってきた。「毛糸」「ぬいぐるみ」なので当然なのだが、胴や足元が生き物のそれではない。しかし、目の前にいる大好きな愛犬にそっくり……。

 この「ホンモノに忠実なそっくりさ」が、現実の愛犬のイキイキとした様子から、ごっそり生気が抜けてしまったように思えてきたのだ。

 元の写真との相性が良くないのかと思ってほかの写真でも試したが「毛糸」は総じて、「形が忠実でぬいぐるみとしての写実性が高い」という点が「愛犬から生気だけが抜けた」というギャップを感じてしまい、飼い主としては、ちょっとつらくなってしまった。

可愛いけど生気がないので不安になる
なんか顔が怖い

 しかし、母にこれらの画像を見せてみたところ、「ゴージャス2」と「毛糸」が特に可愛いと喜んでいたので、愛犬のぬいぐるみやイラストの姿は新鮮で愛らしいと感じる人ももちろんいるのだろう。

 皆さんも愛するペットのアバターを作ってペットへの愛を再確認してみてはどうだろうか。