ニュース

Adobeが画像生成AI「Adobe Firefly」を発表、商用利用に特化

 アドビ(Adobe)は、商用利用に特化した画像生成AI「Adobe Firefly」を発表した。将来的にアドビのクラウドサービスから直接利用できるようになるほか、ユーザーの手で画像生成のトレーニングをさせられるようになるという。3月22日現在は、プライベートベータ版が利用できる。

 「Adobe Firefly」は、画像生成機能とテキストエフェクトを中心としたジェネレーティブAIモデル。将来的にはAdobe Creative Cloudや、Adobe Document Cloud、Adobe Experience Cloud、Adobe Expressといったアドビのクラウドサービスに直接搭載され、コンテンツの作成/修正が高い精度かつ早く手軽に利用できるようになる。

 「Adobe Firefly」では、ユーザーの経験や才能に関係なく、ユーザーの言葉で作品をこれまで以上にスピーディーに生成できるようになるという。ブランディングはそのままに、さまざまなバリエーションのコンテンツを手軽に作成できる。

 最初のAIモデルでは、Adobe Stockの画像や著作権が失効しているパブリックドメインコンテンツを対象に生成される。商用利用できるよう、権利者や知的財産(IP)を侵害しない安全性に考慮したコンテンツが生成される。

 なお、「Adobe Firefly」AIエンジンのトレーニング用に自身の作品を提供したクリエイター向けに、Fireflyが生成した画像から得られる利益を分配する仕組みを計画しているという。