レビュー

「Xiaomi 12T Pro」クイックフォトレビュー

 シャオミ(Xiaomi)が8日に発表し、本日16日に発売されるAndroidスマートフォン「Xiaomi 12T Pro」。チップセットとしてクアルコムの「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載するハイエンドモデルで、“神ジューデン”として120Wの充電に対応する。携帯電話事業者ではソフトバンクが取り扱う。

 本稿では、ソフトバンク版「Xiaomi 12T Pro」のクイックフォトレビューをお届けする。

外観

 「Xiaomi 12T Pro」の大きさは76×163×8.8mm、重さは205g。カラーはブルーとブラックの2色がラインアップされる。光の当たり方によって表情を変える背面には、指紋がつくことを防ぐ“カーブフロスト”と呼ばれる加工が施されている。

上部
下部
側面(右)
側面(左)
デュアルスピーカーを搭載する。端末上部には、Harman Kardonの刻印も
SIMスロット。eSIMも利用できる

 120Wの専用充電器や、保護ケースなどが付属する。保護ケースはアウトカメラの出っ張りを考慮した設計になっており、後述する“2億画素カメラ”へ傷がつくことを防げる。

専用充電器などが付属する

 有機EL(AMOLED)ディスプレイの大きさは約6.7インチ(2712×1220)。Dolby VisionやHDR10+、最大120Hzのリフレッシュレートなどに対応している。

“神ジューデン”を使えば19分でフル充電

 バッテリー容量は5000mAhで、120Wの急速充電をサポートする。フル充電までにかかる時間はわずか19分間。42の安全機能と9つの温度センサーを搭載し、800回充電しても最大80%のバッテリー容量を維持できるとされている。

 バッテリー関連の機能としては、バッテリーを節約する「バッテリーセーバー」「ウルトラバッテリーセーバー」のほか、充電スピードを上げる「充電速度のブースト」などを利用できる。

バッテリー関連の設定

広角カメラは2億画素

 背面にはトリプルカメラを備える。広角カメラの画素数は2億画素で、センサーサイズは1/1.22インチとなっている。OIS(光学手ブレ補正)にも対応する。

 本稿で紹介する作例はすべて、クリックもしくはタップで元ファイルへアクセスできる。また、特に注釈がない限り、「AI撮影モード」がオンの状態で撮影したものとなっている。

1倍
0.6倍
2倍
5倍
10倍
0.6倍
1倍
2倍
0.6倍
1倍
2倍
夜景
0.6倍
1倍
2倍

 2億画素のカメラで撮影した写真の構図を自動で生成・提案する機能「Xiaomi ProCut」なども利用できる。対象物の分析には、AI(人工知能)が活用される。

2億画素(「200MP」モードをオンにした状態)で撮影した写真。この写真のデータサイズは68.4MBとなった
0.6倍
1倍
2倍
2億画素による撮影画面
「ギャラリー」アプリから、「Xiaomi ProCut」で生成された画像を確認できる
複数の構図の画像が生成されている。編集部の実機では、「200MP」のモードがオフになった状態(50MP)で撮影しても、画像の生成を確認できた
カメラアプリのインターフェイス
カメラアプリの設定画面

インターフェイスなど

 メモリーとストレージの構成は、オープンマーケット版が8GB+128GB、ソフトバンク版が8GB+256GBとなる。Android 12ベースの「MIUI 13」を搭載する。

 防水防塵性能はIPX3/IP5X。おサイフケータイも利用できる。

機種名Xiaomi 12T Pro
大きさ76×163×8.8mm
重さ205g
チップセットSnapdragon 8+ Gen 1
ディスプレイ6.7インチ
120Hz駆動
アウトカメラ200MP広角(1/1.22、f/1.69)
8MP超広角(1/4、f/2.2)
2MPマクロ(1/5、f/2.4)
インカメラ20MP(f/2.24)
バッテリー5000mAh(120W充電対応)
おサイフケータイ対応