レビュー
「Android 12」は、11とどう違う? 主な変更点をチェックしてみた
2021年10月27日 00:00
グーグルが10月20日に正式配信を開始した、最新OSの「Android 12」。今回のメジャーアップデートでは、「Material You」と呼ばれるコンセプトのもと、デザインが刷新された。また、新たな機能も利用可能になっている。
配信はまず「Pixel」シリーズ向けに始まっており、年内にはGalaxyなどの端末にも配信される予定。今回は「Pixel 4a」を用いて、「Android 11」からの主な変更点をチェックした。
まずはアップデートを実行
まずは、手元の「Pixel 4a」でソフトウェアアップデートを実行する。筆者の場合は更新サイズが1.69GBで、Wi-Fi環境でのアップデートは15分~20分程度で完了した。
デザイン
アップデート後のAndroid 12をチェックすると、やはりデザインが大きく変わったことにすぐ気づく。最もわかりやすいのは通知エリアや「設定」の部分だろう。
Android 12では表示が大きくなり、視認性がアップした。また、全体的に丸みを帯びたデザインも印象的だ。
ロック画面の時計はAndroid 11のものと比べてかなり大きくなった。現在時刻がひと目でわかるため、ロック画面で時刻をチェックするユーザーにとってはうれしいアップデートかもしれない。
そのほか、ホーム画面やアプリ一覧、ホーム画面に追加するウィジェット一覧などにおいても、デザインが変更されているのが見てとれる。
プライバシーへの配慮
Android 12では、プライバシーに配慮したさまざまな機能を使うことができるようになった。
プライバシーダッシュボード
設定の「プライバシー」からアクセスできる「プライバシー ダッシュボード」では、カメラやマイクなどの権限を使用したアプリをチェック可能。わかりやすい円グラフが、ユーザーの直感的な理解をサポートしてくれる。
便利なキャプチャ機能
Android 12では、画面をキャプチャする機能も強化された。具体的には「全画面スクリーンショット」への対応となる。また、Android 11から引き続き「スクリーンレコーダー」を使用できる。
「全画面スクリーンショット」
スクリーンショット機能において、全画面のスクリーンショット撮影に対応した。
通常のスクリーンショットを撮る動作(電源ボタン+音量ボタン下の同時押し)のあとで、「キャプチャ範囲を拡大」という選択肢を押すと、自由に範囲を指定できる。
Wi-Fi情報の簡単な共有
Android 12では、認証済みのWi-Fiネットワーク情報を近くの端末と手軽に共有できる。
情報を共有するには、「ニアバイシェア」を有効にした状態で「設定」の「ネットワークとインターネット」から「インターネット」を開く。
その上で、自分が接続しているWi-Fiネットワークの歯車アイコンをタップして「共有」を選び、「ニアバイシェア」を選択する。
【2021/10/28 13:30】
記事初出時、「QRコードでWi-Fi情報を共有できる」と記載しましたが、これはすでに利用可能となっていた機能で、正しくは「ニアバイシェアでWi-Fi情報を共有できる」です。お詫びして修正いたします。
修正に伴い、手順の追記とスクリーンショットの差し替えを行いました。