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グーグル、Android向けに6つの新機能――重要なメッセージに「スター」をつける機能など

 グーグル(Google)は、同社の公式ブログで、Android向けの新機能を6つ紹介している。

地震検知システム「Android Earthquake Alerts System」の拡大展開

 グーグルは2020年8月に、地震検知システム「Android Earthquake Alerts System」を発表していた。同システムでは、地震が発生する数秒前にユーザーへ通知を送り、安全な場所への避難を促す。

 最近ではニュージーランドとギリシャで提供されていたこのシステムが、新たにトルコ、フィリピン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンにも展開される。

 グーグルは、地震発生リスクの高い国に向けて、同システムの展開を進めていくとしている。

「メッセージ」アプリの「スター」機能

 「メッセージ」アプリで、重要なメッセージに目印として「スター」のマークをつけられる機能が登場した。

 アプリ内には「スターがついたメッセージ(Starred)」というカテゴリーが新たに登場し、スターつきのメッセージを一覧で確認できる。この機能は、順次展開される見込み。

【Keep track of important messages on Android】

「絵文字キッチン(Emoji Kitchen)」のアップデート

 文字入力キーボードアプリ「Gboard」で利用できる絵文字カスタマイズ機能「絵文字キッチン(Emoji Kitchen)」に、ユーザーが最近使った絵文字を表示するスペースが追加される。

 また、メッセージの内容に応じて最適な絵文字を提案する機能も、Gboardのベータ版で利用可能になる。今夏には、Android 6.0以降のデバイスの全ユーザー向けに、英語、スペイン語、ポルトガル語のメッセージに対する提案機能が開放されるという。

「Google アシスタント」対応アプリの拡大

 音声アシスタント機能「Google アシスタント」が強化され、より多くのアプリで音声コマンドを使えるようになった。

 YouTubeの動画(英語)では、「トートバッグをebayで探して」「株価をYahoo!ファイナンスで調べて」といった例が紹介されている。

【Talk to your favorite apps with Google Assistant on Android】

「Voice Access」の機能強化

 声でスマートフォンを操作できるアプリ「Voice Access」が強化された。

 現在ベータ版として提供されている視線検出機能では、ユーザーがディスプレイを見ている間だけ、Voice Accessが有効になる。

 パスワード入力機能も強化されており、パスワード欄への入力の際、文字や数字、記号を入力できるようになった。

「Android Auto」の操作性向上

 カーナビアプリ「Android Auto」の操作性が向上し、スマートフォンから直接ランチャー画面をカスタマイズしたり、ダークモードを手動で設定したりできるようになった。

 また、ランチャー画面からメッセージアプリへアクセスすることも可能となっている。Android Autoの新機能は、Android 6.0以降のスマートフォンを対応する車に接続すると利用可能になる。