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「モバイル保険」登場、月700円で年間10万円まで補償、スマホなど3台を登録可能

ユーザーに紐付けて補償、端末を買い替えても継続

 さくら少額短期保険は、モバイル機器専門の保険商品「モバイル保険」を5月13日より提供する。保険料は月額700円(非課税)で、年間10万円まで補償する。契約者に紐付けられ、対象になる端末は3台まで登録できる。

 「モバイル保険」は、国内初と謳うモバイル機器専門の修理費用保険。故障や破損などでは、5営業日以内に修理費用保険金が支払われる。また、盗難や水没など修理できない損害にも、再購入の補助として、いくらかの保険金が支払われる。補償は年間最大10万円までで、利用回数に制限はない。

 「モバイル保険」の契約は、端末に対してではなく、契約者(ユーザー)に紐付けられているのも特徴。予め登録した最大3台までのモバイル機器を対象に補償する。これにより、端末を買い替えたり、買い足したりしても、3台までは同じ保険料で契約を継続でき、「永続的に保険に守られた環境を実現する」としている。

 契約者はオンライン上で「マイページ」にアクセスできるようになり、ここから事故発生時の保険金請求も行える。

 今後は、事故発生時に、同社と提携する修理店の情報を提供することも予定しており、これらの修理店では現金を介することなくキャッシュレスで修理サービスが受けられるようになる予定。

補償の詳細

 補償の対象は、具体的には、正常に動作する、新規購入から1年未満の、無線通信が可能な端末。ただし、一般ユーザーが日常生活に使う、日本国内で販売されたメーカー純正製品、またはMVNOを含む通信事業者から販売された製品に限るとしている。

 端末の種類は、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、スマートウォッチ、モバイル音楽プレーヤー、携帯ゲーム機、モバイルWi-Fiルーターなどが例示されている。

 最大3台まで登録できる端末は、主端末1台と副端末が2台までという構成。主端末は最大10万円、副端末は最大3万円の補償で、合計で年間10万円の補償になる。

 保険金が支払われるケースは、火災、破裂・爆発、落雷を含む破損のほか、自然故障、水没・水濡れ、盗難と、広範囲がカバーされている。

太田 亮三