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国内メーカーの携帯出荷数、2014年度は2192万台

2020年までの国内需要の見通しも発表

 電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、2015年3月の国内メーカーの携帯・PHS出荷実績を発表した。

 この月の携帯電話とPHSの総出荷台数は203万3000台(前年同月比104.6%)で、3カ月連続で前年を上回った。このうち、携帯電話は196万6000台(同111.5%)、PHSは6万7000台(同37.2%)。冬春モデルの販売が好調だったスマートフォンは92万4000台(同138.5%)となっている。

 2014年度累計では、携帯電話・PHSあわせて2192万3000台(同95.2%)で3年連続で前年割れ。うち、スマートフォンは990万1000台(同81.1%)で、スマートフォン比率は45.2%となっている。

 なお、JEITAでは携帯電話関連の直近のトレンドをまとめた「移動電話に関する市場調査報告書~スマートフォン市場成熟化から新たなステージへ~」を発刊。2020年までの携帯電話の国内需要(海外メーカーを含む)の見通しを発表している。それによると、2015年以降はほぼ横ばいで推移し、2020年は4162万2000台、スマートフォン比率77.6%となる見込み。

「移動電話に関する市場調査報告書~スマートフォン市場成熟化から新たなステージへ~」より

湯野 康隆