4.5型HD液晶にデュアルコアCPU、ULTRA SPEED対応の「102SH」


「AQUOS PHONE 102SH」 イノセントパープル

 「AQUOS PHONE 102SH」は、4.5インチのHD液晶を搭載したシャープ製のAndroidスマートフォン。12月上旬以降に発売される。

 「AQUOS PHONE 102SH」は、4.5インチ、720×1280ドット(HD)、3D立体視対応の液晶ディスプレイを搭載するのが特徴。防水防塵やワンセグ、おサイフケータイなどにも対応していて、現在発表されている冬・春モデルの中では、比較的ハイスペックかつ多機能な、フラッグシップモデル的な位置付けになっている。

 ディスプレイのドットの密度は、前モデルにあたる「006SH」の260dpi(4.2インチ、QHD)から25%向上し、329dpiを実現。肉眼でドットを認識できる限界といわれる約300dpiを超えた超高精細液晶になっている。HD液晶を搭載することで、ハイビジョンコンテンツを縮小することなく表示できるほか、高精細な液晶を活用したゼンリンのナビアプリは6カ月間無料で利用できる。

 シャープ製端末の特徴として、さまざまな省電力モードを設定できる「エコ技」に対応している。例えば「102SH」では、従来なら必要以上に高輝度となっていた場面を抑制することで、バックライトの消費電流を最大で約50%削減できるとしている。

 102SHはまだ開発中の端末のため、今回の発表会では、画面表示のできるデモ機が展示されていたが、実際に触って操作できる実機は展示されなかった。ただし搭載されるソフトウェアは同シーズンのほかのAndroid 2.3世代のシャープ端末と同等で、シャープ独自のホーム画面や黒ベースになった通知パネルなどのメニュー表示などは共通となっているという。

 IPX5/7の防水、IP5Xの防塵性能を実現。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、緊急地震速報、Bluetooth 3.0、IEEE802.11b/g/n、GPSに対応。DLNAで液晶テレビのAQUOSやレコーダーと連携でき、DTCP-IP対応のアプリも搭載する。

 カメラは1210万画素のCMOSカメラで、サブカメラは30万画素。メインカメラには光学手ブレ補正機能が装備されている。また、フルHDで30fpsの動画撮影も可能になっている。ただしメインカメラはシングル構成で、006SHのような3D撮影には対応しない。

 通信速度はULTRA SPEED対応で、下り最大21Mbps、上り最大5.7Mbps。Android 2.3搭載で、CPUは1GHz駆動のデュアルコア(OMAP4430)。モデムはST-EricssonのDB5730。内蔵メモリはRAMが1GB、ROMが2.2GB。卓上ホルダによる充電にも対応し、卓上ホルダは同梱される。32GBまでのmicroSDHCカードに対応する(4GBのカードを同梱)。

 大きさは128×65×9.7mmで、重さは約135g(暫定値)。連続待受時間と連続通話時間は測定中。バッテリー容量は1520mAh。ボディカラーはイノセントパープル、ブラック、ホワイトの3色。

ブラックホワイト

 




(白根 雅彦/太田 亮三)

2011/9/29 12:16