HT-03AのOSアップデート、定額制加入を強く推奨


 NTTドコモは、「HT-03A」向けに、最新の「Android 1.6」にバージョンアップする更新ファイルを23日から順次提供しているが、約16MBの更新ファイルは自動でダウンロードされるため、定額制サービスへの加入を確認するなどの注意が必要となっている。

 ドコモは、Android 1.6へのバージョンアップを行う更新ファイルの提供において、パケット定額サービス「Biz・ホーダイ ダブル」への加入を強く推奨。非加入の場合、約16MBの更新ファイルのダウンロードで約2万5000円のパケット通信料が発生すると案内している。また、更新ファイルのダウンロード提供は、順次、自動的に実施されるため、ダウンロードのタイミングはユーザー側で指定できない。このため、「Biz・ホーダイ ダブル」に非加入のユーザーであっても、更新ファイルが自動的にダウンロードされることになる。

 ドコモでは「HT-03A」の端末購入・契約時に「注意事項承諾書」への署名を求めており、同端末が頻繁にデータ通信を行う仕様であること、1回で最大約80MB(約8万円)の更新ファイルを自動的にダウンロードする場合があることなどを記載。契約時に「Biz・ホーダイ ダブル」への加入を強く推奨している。

 なお、更新ファイルは無線LANに接続された状態でもダウンロードできるが、ダウンロードのタイミングは指定できないため、意図的に無線LANでのみダウンロードさせることは難しくなっている。

 



(太田 亮三)

2009/10/23 15:10