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ドコモ、上期で4500局の5G基地局を新設――「Sub6・NR化・SA同時並行で進める」と前田社長
2026年11月4日 15:23
NTTドコモ代表取締役社長の前田義晃氏は、同社の第2四半期決算説明会で、通信品質改善の現況と今後の取り組みへの姿勢を語った。
2026年度上期で4500の5G基地局を構築
通信品質改善の取り組みでは、2026年度上期(4月1日~9月30日)にLTEで2500局、5Gで4500局の基地局を構築した。5G基地局には、Sub6とミリ波のほか、4Gの周波数を転用したもの(NR化)も含まれる。これにより、累計基地局数は、第2四半期段階で32万3900局、うち5Gは6万3300局となった。
基地局の構築に関して前田氏は2月に「26年度中に他キャリアの5G基地局数に追いつく。Sub6を中心に構築を強めており、2026年度中に他社と遜色ない、あるいは超えられるようなところまで実現できる」とコメントしていた。前田氏は「目標自体は変わっていない」とし、構築水準の維持をアピールした。
通勤や移動中の体感品質の改善にも取り組んでいる。鉄道利用時の品質改善として、全国の主要鉄道動線と地下駅で取り組みを進めている。鉄道動線で快適に利用できる水準を満たす路線は、第2四半期末で主要59路線のうち30路線に拡大、年度末には39路線以上に増やすとしている。
また、地下駅では、都営地下鉄の地下駅98駅すべてで5Gを導入した。引き続き駅構内の品質改善を進めていくとしている。
前田社長「Sub6・NR化・SA同時並行で進める」
前田氏は、通信品質改善の取り組みについて「Sub6・NR化・SAを同時並行で進めていく」と述べた。機材確保や人員など、リソースが限られている環境下での取り組みには「優先順位を決めて実施することが重要」と指摘し、まずは通信容量が大きいSub6帯のエリアを増やす取り組みを進めていると話す。
また、NR化については、「4G LTEと通信容量は変わらないが、体感品質を高めるためにも必要。スピーディーに進めていく」との認識を示す。一方、5G SAのエリア展開には「装置を旧型から新型へ更新することや、新型装置での新規基地局展開で進めている」と説明する。
品質改善にあたって前田氏は「Sub6でネットワーク全体の容量を拡大しつつ、NR化やSAによる体感品質改善を同時並行で進めていく」「品質改善の完成までたどり着けているわけではなく、完成はないと思っている。引き続き投資を継続する」とした。
設備投資額の増加要因としては、SAの早期展開に伴う収容ネットワーク増設コストの増加に加え、部材(メモリー)価格の高騰なども影響しており、「装置の導入は、できる限り早めていきたい」と語った。コスト上昇については「中期的にはコントロール(抑制)していきたいが、まずは(装置導入の)スピードアップをしていくことが重要」との認識を示した。



