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自動運転やドローンをAIで統合監視、KDDIが描く「モビリティコントロールセンター」【KDDI SUMMIT 2026】

 KDDIは、27日~28日の2日間、「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」(高輪ゲートウェイコンベンションセンター)で「KDDI SUMMIT 2026」を開催している。

 ドローンや自動運転車などさまざまな次世代モビリティの開発や実証が進められているが、同社ではこれらのモビリティを統合的に管理、運用する取り組みを進めている。

 遠隔運用による省人化や多頻度運航が期待されている次世代モビリティであるが、緊急時など人による判断を要する場面が今後予想される。そこで、同社ではほかのモビリティからの情報やAIを活用し、監視する人の業務や判断を助ける統合的な運用拠点「モビリティコントロールセンター」を掲げている。

 センターでは、自動運転車両やドローン、配送ロボット、建機、ヒューマノイドロボットなどを統合的に管理、運用する。たとえば、自動運転バスでは、車両周辺のカメラ映像を遠隔監視し、安全に運行できる支援を行う。ドローンでは、飛行状況や取得映像を活用し、現場対応や点検作業を支援する。

さまざまな場所の需要に合わせたモビリティサービスを一気通貫で提案、導入する「KDDIスマートモビリティ」

AI分析で「労働力不足解消」の一手に

 統合的な運用が活きる場面の1つに、異常時の対応が挙げられる。たとえば、大雨など気象条件が変化すると、道路や空などの条件も変化する。その場合、モビリティのカメラで撮影された映像からAIが自動で状況を検知し、運行の一時停止など適切な対応を管理者に提案し、指令を支援する。

シミュレーションのイメージ、晴天時は自律的に運行できるが、大雨時などは一時的に運行を停止する指令を出す

 万が一、モビリティのカメラが故障して周囲の状況が確認できない場合でも、周囲にあるほかのモビリティから得られる情報を分析し、そのモビリティの状況を把握するという。対応が必要なモビリティを検知すると、AIが緊急度を判定し、管理者が大量のアラートに混乱したり見落としたりすることなく指令を出せるようなユーザーインターフェイス(UI)も取り入れられている。

多数の車両で判断が必要な場面でも、次の指令を提案、順位付けすることで、監視の効率化を図れる
ほかのモビリティからの情報を基に総合的に状況を判断する

 労働力不足の解消の一手として期待されている「レベル4の自動運転」では、一定の条件の下で運転手無しで運行できるが、車両異常時に対応する監視員が必要とされている。課題解決には、この監視員自体も少人数で済む仕組みが求められている。このシステムでは「AIが分析した結果を監視員が総合的に判断し答え合わせする」イメージとすることで、少人数で多数の車両監視を安全に行えるようになるとしている。