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IIJの26年度1Qは増収増益、「IIJmio」は145万回線超に
2026年8月7日 18:18
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、2027年3月期第1四半期決算を発表した。売上高は976億400万円(27.1%増)、営業利益は65億8800万円(9.2%増)で、最終利益は43億9500万円(16.4%増)と、増収増益の滑り出しとなった。本稿では主にコンシューマー向けモバイル事業についてお伝えする。
IIJmioは回線数増、端末も選択肢拡充を検討
モバイル・IoT事業全体での売り上げは144億7000万円。このうち個人向けMVNOサービス「IIJmio」は66億7000万円を売り上げ、前年同期比9.1%増だった。
IIJmioの回線数は145万3000回線で、前四半期から2万3000回線ほど増加した。ギガプランの内訳は、月間データ通信容量が5GBの「5ギガプラン」が43%と最も多く、次いで「2ギガプラン」が27%、10ギガプランが12%と続いた。
昨今、著しく上昇する傾向にあるスマートフォンの端末価格については、旧機種へのニーズが高まりつつあるとして、中古や新古端末などを求めるユーザーに応えるべく端末の選択肢を拡充していく考えが示された。
6月末にNTTドコモは「JALモバイル powered by ahamo」の提供を開始した。IIJでは先んじて「JALモバイル powered by IIJ」をMVNEとして提供しており、ユーザー層のバッティングも考えられるが、今のところ大きな影響はないという。谷脇社長は「JALモバイル自体に注目が集まったことで裾野が広がる」と認識を示した。
MVNE顧客数は前四半期から1社減少したが、回線数として前四半期の136万6000回線から140万2000回線に増加した。法人向けのモバイル事業は、訪日外国人向け事業を展開する特定顧客の解約影響により回線数こそ前四半期比で減少したものの、IoTデバイス関連の接続需要が極めて旺盛に継続しており、売上高は46億2000万円(15.1%増)と好調に推移した。
SI事業が全体の業績をけん引
業績全体はSI(システムインテグレーション)事業がけん引した。売上高は前年同期比51.2%増の507億4000万円。システム引き渡し時の一時売り上げである構築が241億9000万円で前年同期比106.9%増と大幅に伸長した。
特に大型の案件が2件重なったことが大きいが、それを除いても構築による売り上げは前年同期比41.5%増と着実に成長しており、市場の強いIT投資需要が業績に大きく貢献した。ほかに高度化するサイバー攻撃への懸念から企業のセキュリティ対策需要が高まっており、セキュリティサービス売上は107億5000万円を売り上げた。
2026年度は、IIJにとって現中期経営計画の最終年度であり、次期中期経営計画は2027年5月に公表する予定で現在策定中という。
大きな方向性は維持しており、ネットワークサービスとシステムインテグレーションをかけ合わせたビジネスを引き続き強化。今年度第4四半期(4Q26)に投入する次期主力「統合セキュリティサービス」や今年度中に稼働する「白井データセンター3期棟」などのインフラ拡張を進めるほか、2030年3月末までに全社業務の約3割のAI化をターゲットとする「AI事業戦略」の推進により、提供価値のさらなる向上と業務効率化を徹底する。







