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App Store、2025年は22億ドル以上の不正取引を阻止
2026年5月21日 12:45
アップル(Apple)は、2025年のApp Storeにおける不正行為への対策状況を発表した。
同社は、不正とみなした取引を2025年だけで22億ドル以上阻止し、過去6年間の合計で112億ドルを超えるという。また、問題あるアプリのApp Storeへの登録を200万件却下した。
不正アカウントの作成阻止や停止措置
ユーザーアカウントについては、不正なアカウント作成を11億件阻止し、不正利用や悪用を理由に4040万件のアカウントを停止した。
また、デベロッパーアカウントは、不正行為の疑いで19万3000件のアカウントを停止したほか、登録済みの13万8000件以上のアカウントを却下した。これにより、悪意あるデベロッパーの参入の試みを阻止している。
さらに、海賊版のアプリストアで配布されている違法アプリ2万8000本をブロックした。これらには、マルウェアや合法的なアプリの海賊版が含まれている。
App Storeのアプリ審査
同社は、AI開発ツールの登場に伴うアプリ申請件数の急増に対し、審査体制を拡大して対応している。審査は、人間の専門知識と機械学習を組み合わせて行われている。
App Reviewチームにより、2025年は910万件以上の申請が審査され、30万6000を超える新規デベロッパーがプラットフォームに迎え入れられた。また、App Store Reviewガイドラインへの準拠をめぐり、120万以上の新規アプリと80万件近いアプリアップデートを却下した。
さらに、当初パズルゲームなどとして承認された後、改変され金融詐欺に利用されるといった「おとり商法」のアプリについて、約5万9000本が削除された。また、文書に記載のない機能や隠された機能を有するという理由で2万2000件以上のアプリの登録を却下し、別アプリの模倣を理由に37万1000件以上、プライバシー侵害を理由に44万3000件以上のアプリが、それぞれ登録を却下された。
偽レビューや詐欺的なアプリの非表示
2025年は、13億件以上の評価とレビューを処理し、1億9500万件近い不正を特定してブロックした。さらに、7800本近い詐欺的なアプリを検索結果から除外し、1万1500本のアプリをランキングに表示されないようにした。
安全な支払方法の提供と不正利用の阻止
68万本以上のアプリが、暗号化により支払情報が保護されたApple PayやStoreKitを利用し、商品やサービスを提供している。そのなかで同社は、22億ドル以上の不正取引を阻止したほか、540万枚以上の盗難されたクレジットカードを用いた不正購入を防止した。
「子ども向け」カテゴリーの徹底
App Storeの「子ども向け」カテゴリーに表示されるアプリについて、年齢制限や広告表示などのガイドラインを遵守していないアプリ5000本以上を非表示にした。




