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KDDI、基地局の電源をスマート化 九州の300局で再エネ利用と災害対応力強化
2026年4月14日 16:23
KDDIは、基地局の電力利用をコントロールする電源設備「Open Power Station」を、九州エリアの300の基地局で導入し、稼働を開始した。
「Open Power Station」は、基地局の電力使用量や蓄電池の残量をモニタリングし、遠隔で管理する電源設備。蓄電池の充電や放電を制御することができ、従来は停電時の非常用として利用されてきた基地局の蓄電池を、柔軟に運用することができる。
これにより、平時では、再生可能エネルギーの発電量が多い時間帯に充電を行い、電力需給がひっ迫する時間帯に放電することで、再生可能エネルギーの利用拡大につながる。特に、日照時間が長く太陽光発電が積極的に導入されている九州エリアにおいては、春や秋の昼間に電力の供給が需要を上回っている状況にあり、需給効率を最適化する仕組みが求められている。
また、電力負荷の軽減にもつながる。九州電力が提供する夜間・朝夕から昼間への電力負荷の移行を促す「おひさま昼トクプラン」と連携し、実証では、一般家庭30~40軒分に相当する約400kWhの電力需給の変動を抑制した。
さらに、災害時の対応力向上にもつながる。基地局ごとに残り稼働可能時間を割り出すことで、発電機の配備や復旧作業の優先順位付けに活用でき、通信サービスの継続と早期復旧に貢献できる。



