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「Android XR」に新機能を5つ追加、YouTubeの3D化も

 グーグル(Google)は、Android XR向けに没入感を高める5つの新機能の提供を開始した。没入型のアプリやゲームをGeminiとあわせて楽しめるSamsungのヘッドセット「Galaxy XR」向けに、順次アップデートが展開される。

Galaxy XRヘッドセットでサッカーの試合を観戦する様子のイメージ。3つの大きな仮想スクリーンが浮かび上がっている

2Dコンテンツの自動空間化

 実験的な機能として「Auto-spatialization(自動空間化)」の提供が始まった。設定の「Labs」タブから有効化することで、既存のアプリやゲーム、Webサイト、画像、動画を3D体験に変換できる。

 これにより、YouTubeの動画や2Dゲームに奥行きを持たせたり、Chromeでのブラウジングをより没入感のあるものに拡張したりできる。

没入型アプリの拡充

 XRの特性を活かした没入型アプリのラインアップはGalaxy XRの発売時から倍増し、現在100種類以上が提供されている。「Real VR Fishing」が追加されたほか、今後は「Trombone Champ: Unflattened!」の登場も予定されている。

Real VR Fishing
Trombone Champ: Unflattened!

 「Paris St. Germain(PSG)Immersion」アプリでは、パリのスタジアムにいるかのような視点や、テーブル上から見下ろす視点でライブ試合を観戦できる。

空間へのアプリ固定

 アプリを実際の部屋の壁に固定する機能が追加された。配置したアプリは同じ場所に固定され続けるため、デスク横にカレンダーアプリを配置したり、大画面テレビを置きたかったスペースにお気に入りのストリーミングアプリを固定したりといった使い方もできる。

実際の手を表示する自然な操作

 「ホームスペースモード」で仮想コンテンツを操作する際、これまでの白い輪郭線ではなくユーザーの物理的な手がそのまま表示されるようになった。

 これにより、ピンチやスワイプなどの動作をより自然な感覚で行え、物理的な空間とデジタルの世界が近づく体験ができる。この機能も設定の「Labs」タブから有効化可能。

セッションの自動復元

 ヘッドセットを外したあと、再度装着した際に前回のセッションが自動で復元され、アプリを再開できる機能が追加された。これにより、映画の途中で席を外すような場面でも、すぐに元の状態から再開できる。今回のアップデートには、新しいハンドトラッキングやアイトラッキング、アクセシビリティの改善も含まれる。

エンタープライズ向けの展開

 Android XRで「Android Enterprise」のサポートが始まった。企業は没入型のトレーニングやコラボレーションを目的としたソリューションを大規模に展開できる。

 ArborXRやManageXR、Microsoft Intune、Omnissa Workspace ONE、Samsung Knox Manage、SOTIといった複数のEMMパートナーと協業し、職場への導入に向けた環境整備が進められている。

 なお、Galaxy XRで利用できる新機能は「Samsung Experience Store」で体験できると案内されている。