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iPhone向けに「iOS 26.4」を配信開始、絵文字追加や脆弱性を修正

 アップルは24日、iPhoneおよびiPad向けに「iOS 26.4」と「iPadOS 26.4」の配信を開始した。対象機種はiPhone 11以降で、8つの絵文字が追加されたほか、Apple Musicのアップデート、セキュリティアップデートなどが行われている。

 今回のアップデートでは、ブラウザエンジンのWebKitにおいて複数の脆弱性が修正された。悪意を持って作成されたウェブコンテンツを処理することで、コンテンツセキュリティポリシー(CSP)が回避されたり、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を受けたりする恐れがある。また、同一生成元ポリシー(Same Origin Policy)をバイパスされる問題や、プロセスの異常終了につながるメモリ管理の問題なども対処された。

 システムの基幹となるカーネル(Kernel)についても、アプリがカーネルメモリを公開したり、機密性の高い状態を漏洩させたりする可能性がある脆弱性が修正された。メモリ処理の改善により、アプリがシステムを予期せず終了させたり、カーネルメモリを破壊・書き換えたりするリスクが軽減される。

 プライバシー面では、「メール」アプリにおいて「IPアドレスを非表示」や「すべてのリモートコンテンツをブロック」の設定が一部のコンテンツに適用されない問題が改善された。また、「盗難デバイスの保護」が有効な状態でも、デバイスへ物理的にアクセスできる攻撃者がパスコードを用いて生体認証保護されたアプリにアクセスできる可能性がある問題についても、チェック機能の強化により修正された。

 Siriに関しては、ロックされたデバイスに物理的にアクセスできる攻撃者が、ユーザーの機密情報を閲覧できる可能性があったが、認証処理の改善によって対策が講じられた。このほか、iPhone 16eに限定される修正として、ベースバンドにおけるバッファオーバーフローに起因するサービス拒否(DoS)の脆弱性が解決された。

 iOS 26.4の対象は、iPhone 11以降のモデルとなる。iPadOS 26.4は、iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、iPad Pro 11インチ(第1世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad(第8世代以降)、iPad mini(第5世代以降)で利用できる。

このアップデートについて
Apple Music
  • “コンサート”では、ライブラリ内のアーティストの近くで開催されるショーを見つけることができ、聴いているものに基づいて新しいアーティストのおすすめが表示されます
  • コントロールセンターのオフラインミュージック認識では、インターネットに接続されていなくても曲が識別され、接続されたときに結果が自動的に配信されます
  • “スリープ”、“チル”、“仕事効率化”、および“ウェルビーイング”の“アンビエント"ウィジェットにより、キュレーションされたプレイリストがホーム画面に表示されます
  • フルスクリーンの背景により、アルバムやプレイリストのページの外観がよりイマーシブになります
アクセシビリティ
  • “明るいエフェクトを減らす"設定により、ボタンなどの要素をタップしたときに明るく点滅するのを最小限に抑えることができます
  • メディアの視聴中にキャプションのアイコンから字幕やキャプションの設定にアクセスできるため、より簡単に検索、カスタマイズ、プレビューができます
  • “視差効果を減らす”設定では、画面上の動きに敏感なユーザのためにLiquid Glassのアニメーションをより確実に低減できます
このアップデートには、以下の機能強化も含まれます:
  • AirPods Max 2に対応しました
  • 絵文字キーボードで、シャチ、トロンボーン、土砂崩れ、バレエダンサー、歪んだ顔などの8個の新しい絵文字が使用できます
  • フリーボードがApple Creator Studioに加わり、高度な画像作成や編集ツールおよびプレミアムコンテンツライブラリを利用できるようになりました
  • クイックツールバーまたは長押しでリマインダーを緊急として設定したり、スマートリストで緊急リマインダーをフィルタリングしたりできます
  • “購入アイテムの共有”で、ファミリー共有グループ内の成人のメンバーは、ファミリー管理者に頼らずに自分の支払い方法を使用して購入できます
  • 素早くタイプ入力したときのキーボードの正確さが向上しています