ニュース

グーグルの画像生成AIモデル「Nano Banana」、その由来は?

 グーグル(Google)は、画像生成・編集モデル「Nano Banana(ナノバナナ)」の名称が誕生した経緯を明らかにした。

深夜のやり取りから生まれたコードネーム

 開発チームは2025年7月下旬、画像生成・編集モデル「Gemini 2.5 Flash Image」のリリースに向けた最終調整を行っていた。その際、AIモデルの性能を匿名で比較評価するプラットフォーム「LMArena」へ投稿するための公開用コードネームが必要となった。

 プロダクトマネージャーのナイナ・ライシンガニ氏は、自身のニックネームである「Naina Banana」と、小柄でコンピューター好きであることにちなんだ「Nano」を組み合わせ、深夜のチャットで「Nano Banana」を提案した。周囲からは「完全に意味不明だ」と反応されたものの、そのまま採用されることになった。

SNSでの反応とブランド化

 8月初旬にLMArenaへ公開されると、人物の容姿を維持したままの編集能力や、複数の画像を合成する高度な技術がユーザーの間で注目を集めた。同時に「Nano Banana」というユーモラスな名称がSNSで拡散され、Googleが開発元であることを示唆する投稿なども行われた。

LMArenaへの公開後、Nano Bananaにグーグルが関係していることをXでほのめかした

 結果としてNano Bananaは高い評価を受ける画像編集モデルとなり、タイのフィギュア風加工やインドのサリー風加工といったトレンドも生み出した。これを受け、GoogleはAI Studio内の実行ボタンをバナナと同じ黄色に変更したほか、Geminiアプリ内の画像作成チップにバナナの絵文字を追加するなど、この名称を正式なブランドとして展開している。

最新モデルは「Nano Banana Pro」に

 2025年11月に公開された最新の画像生成・編集モデル「Gemini 3 Pro Image」は、Nano Bananaの名称を踏襲し、「Nano Banana Pro」のブランド名で提供が開始された。

Nano Banana Proでは、画像だけでなくテキストも組み合わせて出力するよう指示した場合も、より高品質なビジュアルを作成できる