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「Microsoft 365 Copilot」に音声対話機能、モバイル版からスタート

 マイクロソフトは、ビジネス向けのAIツール「Microsoft 365 Copilot」で、音声でのリアルタイム会話機能の提供を開始した。AndroidとiOS版の「Microsoft 365 Copilot」アプリで利用できる。

 入力欄にある「Start a new voice chat」のボタンを押すと、音声で会議前のアイデア出しや返信の下書きをまとめるなどの作業ができる。テキスト入力と違い、通勤中や散歩中にも操作でき、作業中も仕事の手を止めないため、生産性を維持できるとする。会話の内容は文書で「Conversations」に保存され、後で会話を再開することもできる。

 Copilotの発言を遮って、ユーザーが次の内容を話すこともでき、Copilotはそれに応じて適切な返事を返す。Copilotが話す速度や声の大きさは調整することができ「ミュート」も選べるほか「End Voice Chat」を選択すると、会話を終了できる。

 会話の音声そのものは保存されずに文書化されて保存され、通常のテキストでのやり取り同様に、ビジネス向けのセキュリティおよびプライバシーポリシーが適用される。

 開始時点ではAndroid版およびiOS版の「Microsoft 365 Copilot」アプリで利用できる。デスクトップ版やWeb版には、2025年末までに提供が始まる見込み。数ヶ月以内には、Microsoft 365 Copilotのライセンスがないユーザーにも展開する。