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OPPO、AIでGoogleと提携 「Gemini」活用とプライバシー保護強化

 OPPOは、Googleと提携し、AIに焦点を当てた技術協力をおこなうことを発表した。

Find X9シリーズに搭載される「Mind Space」とGeminiを接続

 Mind Spaceは、ユーザーが情報を直感的に収集・整理することを助けるための機能。今後発売されるスマートフォン「Find X9」シリーズに搭載される。画面上のコンテンツを指3本でスワイプするだけで、その内容を統一されたハブに直接保存でき、保存されたコンテンツを自動的に分類してまとめられる。

 OPPOはGoogleとの提携により、Mind SpaceでGeminiが利用できるようになるという。これにより、GeminiがMind Space内の情報を取得し、ユーザーの行動を手助けできるようになる。たとえば旅行を計画する際、メモをMind Spaceに保存し、詳細な旅程を作成するようGeminiに頼むことができる。

Geminiによるリアルタイムサポートと画像編集

 Geminiとチャットをして他のOPPOアプリケーションに接続したり、画面やカメラの内容からサポートを受けたりできるようになる。

 Gemini Liveを使えば、カメラで写したものすべてについて質問でき、「収納のアイデア」や「コーヒーマシンの修理手順」といったことについて手助けしてくれるという。

 また、画像編集の際にはGeminiの新しい画像編集モデル「Nano Banana」を用いて、プロンプトの入力で編集を加えることができるようになる。

プライバシー保護

 AI処理についてはGoogle CloudのConfidential Computingサービスを活用し、ユーザーのデータはOPPOを含めて誰もアクセスできない仕様だという。「Mind Space」やAI検索、AIレコーダーなどの主要なAI機能はすべてこの枠組み内で動作する。