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ソフトバンクがIoT向け次世代通信「5G RedCap」、Apple Watch新製品で利用可

 ソフトバンクは10日、5G SA(Stand Alone)ネットワークで動作する次世代の通信規格「5G RedCap」について、9月中旬以降に商用サービスを開始すると発表した。

 アップルが10日に発表したばかりの「Apple Watch Series 11」「Apple Watch Ultra 3」「Apple Watch SE 3」が最初の5G RedCap対応製品になるという。ユーザーは特に手続きせずとも、5G SAエリアの一部で5G RedCapでの通信を利用できる。

 「5G RedCap」は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)Release17で仕様が策定されたIoT向けに最適化された5Gの通信規格。監視カメラやセンサー、ウェアラブルデバイスなどに最適化する(性能を抑えるなど)ことで、コストダウンや消費電力の低減が図られている。今後、4G LTEベースのIoT向け通信規格からの移行や、IoTデバイスの普及による利用拡大が見込まれている。

 ソフトバンクでは、9月中旬以降に5G SAエリアの一部で提供を開始し、順次拡大される。5G RedCapは、5G RedCap対応デバイスで利用できる。なお、通信速度は4G LTEと同等程度だという。