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グーグル、「Google Pixel Watch 4」発表。前モデルよりディスプレイ、バッテリー性能が向上

 8月21日(日本時間)、グーグルはスマートウォッチの新モデル「Google Pixel Watch 4を発表した。発売は10月9日。ケースサイズの違う2モデル展開で、Google ストアでの販売価格は、41mmモデルが5万2800円から、45mmモデルが5万9800円からとなる。

 また、対象のスマートウォッチを下取りに出した場合、最大2万5800円の払い戻しが可能で、実質2万7000円から購入できる。Google ストアで予約購入を行った場合、Google Pixel&ウォッチ スタンドが抽選でプレゼントされる。

 Pixel Watch Software プロダクトマネジメントディレクターのライアン クレムズ氏は「これまでで最も大幅なアップデート」と話しており、ハードウェア、ソフトウェアの両面に大幅な改善が見られる。

 ディスプレイサイズはPixel Watchシリーズ史上最大となっており、ベゼルをより細くすることで、画面がおよそ10%広がった。画面輝度は最大3000ニトで、屋外での視認性にも期待ができる。

 引き続き円形のディスプレイが採用されており、水滴から着想を得たとされる、湾曲したデザインが特徴。本体は薄型化されているため、手首に馴染みやすくなっている。

 耐久性にも優れており、Corning Gorilla Glass 5と航空宇宙グレードのアルミニウム製ハウジングを採用。スピーカーにはアップグレードされたカスタムスピーカーを採用し、Geminiとのやり取りといった、音声を使う動作がより快適になっている。

 機械学習に対応したデュアルチップコンピュートアーキテクチャが採用されており、処理速度は25%向上、消費電力は50%削減されている。

 これにより、バッテリー駆動時間はPixel Watchシリーズ史上最長で、41mmモデルは最長30時間、45mmモデルは最長40時間の連続駆動時間を有する。バッテリーセーバーモード使用時には、41mmモデルが最長2日間、45mmモデルが最長3日間駆動する。

 充電速度も25%高速化しており、15分以内に、0%から50%まで充電が可能。従来の充電器から変更され、スタンドのような充電器に置く仕様となっている。

 ソフトウェア面では、Material 3 Expressive UIが採用されており、エッジに沿った豊かな表現が可能。スタイルに合わせた、新しいウォッチフェイスも用意されている。

 7月のアップデートよりWear OSにも対応したGeminiも利用可能で、Rise to Top機能により、手首を上げる動作のみでGeminiを起動し、話し始めることができる。

 ヘルスケア機能としては、新たに心電図(ECG)機能に対応。測定した心拍数をPDF化し、医師との相談に利用できる。そのほか、機械学習を活用した心拍数センサー、レディネス機能、睡眠トラッキング、皮膚温度計測機能などを搭載。睡眠トラッキングは、睡眠サイクルの分類制度が18%向上した。

 ワークアウト機能では、AIを活用したアクティビティ認識機能により、バックグラウンドで活動をトラッキングし、心拍機能のポイントといった指標を含む要約を自動的に作成する。AI機能は、次第にパーソナライズ化されていく。

 GPSには高精度なデュアル周波数GPSを採用し、新たに自転車のアクティビティストリーミングにも対応する。

 Fitbitアプリも再設計され、10月より米国にて、Fitbit Premiumのプレビュー版がリリース。
 VO2 Maxの改善方法、時差ボケ対策など、健康やフィットネスに関する質問に、科学的根拠に基づいて回答してくれル、パーソナルヘルスコーチ機能が利用できるようになる。

 そのほか、スマート決済機能やレコーダー、ライブ動画ストリーミングと双方向の通話、デバイスを探す機能などにも対応する。