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「Pixel 10」シリーズのAI新機能、Gemini NanoとTensor G5で進化

 グーグルは、新型スマートフォン「Pixel 10」シリーズとともに提供される同社のAI機能について、公式ブログで概要を紹介した。Pixel 10シリーズは、ユーザーに必要と思われる情報を示す「マジックサジェスト」などが利用でき、ワイヤレスイヤホンの「Pixel Buds 2a」がGeminiに対応するなどしている。

Gemini nanoとTensor G5でAI機能強化

 Pixel 10シリーズでは、「Gemini Nano」の最新モデルや新型チップセット「Tensor G5」によりユーザーにとって役立つ情報などを示す「マジックサジェスト」、自分の声で音声翻訳する「マイボイス通訳」などを実現した。

 AIとリアルタイムな会話ができる「Gemini Live」がカレンダーやKeep、Google マップと連携できるようになった。これによりGemini Liveがカレンダーの新しい予定、やることのメモ、おすすめの店舗情報などを参照する。今後、電話やメッセージなどそのほかのGoogleのアプリとも連携を広げる。

 Gemini Liveではほかに、カメラ撮影時に説明する対象がハイライトされるようになった。どちらの商品を買うかで迷っているときに、カメラを通じてGemini Liveに説明してもらうことで、ニーズにあうものをハイライト表示する。

Pixel Buds 2aがGeminiに対応

 Pixel 10シリーズと同時に発表された「Pixel Watch 4」では、腕を上げるだけでGeminiに話しかけられる「Raise to Talk」が、ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds 2a」は、廉価版のラインアップとして初めてGeminiに対応した。

 このほか、Pixelのカメラアプリでは、視覚障害者が自撮りしやすくなる「ガイド付きフレーム」にGeminiを導入。音声ガイドなどが改善され、さらに撮影がしやすくなった。