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ガーミンからSuica対応の新型スマートウォッチ「Venu X1」、スクエア画面で地図も
2025年7月2日 14:43
Venuシリーズで初めて地図機能を搭載
2インチのスクエア型ディスプレイを搭載。高輝度で屋外でも見やすく、ガーミンとして最も大型のディスプレイを備える。表面素材はサファイアクリスタルで解像度は448×486。本体の最薄部は7.9mm、重さは40gと軽量薄型を実現した。ケース素材はチタンでナイロンバンドが付属する。
Venuシリーズとして初めて、地図機能を搭載した。日本の詳細地形図のほか、世界4万3000以上のゴルフコースに対応する。スポーツ機能としてはランニング、登山、筋トレなど100種類以上を備え、ゴルフについては同社のゴルフ向けハイエンドスマートウォッチ「Approach S70」と同等の機能を備える。
目標にあわせたトレーニングプランを提案する「Garmin コーチ」やトレーニングの負荷や適正、体の回復状態を示す「トレーニングステータス」「リカバリータイム」など、ガーミン独自の提案機能でユーザーのトレーニングをサポートする。
また、LEDフラッシュライトも新たに搭載しており、赤色発光やSOS信号発信もできる。スピーカーとマイクを備え、音声による機能の呼び出しやスポーツモードの起動に対応する。オフラインでも本体の操作ができる「音声コマンド」、ペアリングしたスマートフォンの音声アシスタントから、デバイスを制御できる「音声アシスタント」や「音声メモ」も利用できる。
スクエア型のディスプレイは「Venu Sq」シリーズ以来。スクエア型ディスプレイを支持するユーザー層は厚く、Venu X1として復活した。ヘルスケア機能を重視した、Venuシリーズで初めて地図機能に対応するなど、新たな試みが取り入れられている。価格も旧来のラインアップから見ると上昇したものの、ヘルスケアとアウトドア向けの機能を両立させた、新たな立ち位置として展開していく。
そのほかの仕様
本体の大きさは41×46×7.9mmで重さはバンド含めて40g。ディスプレイは2インチ(AMOLED、448×486)。スマートウォッチモードで約8日間、GPSモードでは約16時間、バッテリー節約スマートウォッチモードで約11日間動作する。充電ケーブルは独自規格。カラーバリエーションは、ブラックとモスの2色展開となる。
対応する衛星はGPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、みちびき。スマートフォンと連携しての各種通知や音楽再生が可能で、Garmin PayとSuicaが利用できる。BluetoothのほかANT+、Wi-Fi接続が可能。そのほか、交通事故の検出機能なども備える。
32GBのメモリーを内蔵。第5世代光学式心拍センサーや皮膚温測定機能、高度計、気圧計、電子コンパスを搭載する。心拍数や呼吸数、ストレスレベル、血中酸素トラッキング、体のエネルギーを数値化する独自の「Body Battery」に対応。睡眠機能としても、数値とコメントで評価する「睡眠スコア」や自律神経の状態を可視化する「HRV ステータス」などを備える。