グランツーリスモ7に「Xiaomi SU7 Ultra」登場　コンセプトカーの計画も

　シャオミとポリフォニー・デジタルは7日、英国・ロンドンで開催されたイベントで、パートナーシップを発表した。あわせて、PlayStation 4／5用レースシミュレーター「グランツーリスモ7」への「Xiaomi SU7 Ultra」の登場と、コンセプトカー「Xiaomi VISION GRAN TURISMO」の開発計画も発表された。

　Xiaomi SU7 Ultraは、シャオミの電気自動車（EV）ラインアップの中で最上位に位置するモデル。発表に先立つ5月、ポリフォニー・デジタル代表取締役プレジデントの山内一典氏が北京を訪れ、シャオミCEOのレイ・ジュン（Lei Jun）氏と会談を行った。滞在中、山内氏はXiaomi SU7 Ultraのテストドライブを体験し、北京・亦庄（イチョウ）にあるシャオミのEV工場も視察した。

　英国・ロンドンで開催されたイベント「グランツーリスモ ワールドシリーズ2025」では、山内一典氏とシャオミEVのチーフテストドライバー兼車両性能開発責任者であるZhoucan Ren氏が登壇。Zhoucan Ren氏は「私たちのチームはニュルブルクリンクに継続的に参加して、製品を絶えず改良し、高性能で上品なデザインを両立したEVの可能性の限界を押し広げていきます」とコメントした。

左から山内一典氏、Zhoucan Ren氏

　今回のパートナーシップにより、「グランツーリスモ7」にXiaomi SU7 Ultraがシリーズ初のシャオミ車、かつ初の中国車として登場する。また、今後両社は「Xiaomi VISION GRAN TURISMO」コンセプトカーの開発においても、さらなる協力を進めていくとしている。