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iPhoneとAndroidの「Gmail」で長文メールを自動要約、Gemini活用

 Google(グーグル)は、AndroidとiOS向けのGmailアプリ向けの「Gemini in Gmail」で、長いメールを自動で要約したり、メールの下書をGeminiに手伝ってもらったりできるサマリーカード機能を提供開始した。同機能は現在、英語のメールに限り利用できる。

スマートフォン向けの「Gmail」で長文メールを自動要約

 これまで、Eメールの要約を作成するには、メッセージの上部にある「このメールを要約する」をタップしてGeminiを開き、要約を表示する必要があった。本日からは、長いメールのスレッドや複数の返信があるメッセージなど、要約が役立つメッセージには自動的に上部に要約が表示されるようになる。

 サマリーカードが表示されない場合でも、引き続きメール上部の「このメールを要約」や、サイドパネルの「Geminiを使用して要約する」オプションを使って、Geminiによる要約が利用できる。

管理者の設定・対象者

 Google Workspaceの管理者は、管理コンソールでユーザーのデフォルトの設定をオンまたはオフに設定できる。エンドユーザーは、Gmail、チャット、Google Meetのスマート機能とパーソナライズおよびGoogle Workspaceのスマート機能を有効にする必要がある。

 この機能は、即時リリースドメイン(Rapid Release domains)では既に利用でき、計画的リリースドメイン(Scheduled Release domains)では5月29日より15日以内に利用できる。

 Google WorkspaceのBusinessまたはEnterpriseのStarter、StandardおよびPlusと、Google One AI Premiumの契約者と、Gemini EducationまたはGemini Education Premiumアドオンの購入者、Gemini Business、Gemini Enterpriseアドオンの購入者が利用できる。