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アップル、視覚や聴覚のハンデを乗り越える新アクセシビリティ機能を発表
2025年5月14日 11:01
米アップル(Apple)は、障害を持つユーザー向けに新たなアクセシビリティ機能を発表した。2025年後半のソフトウェアアップデートで提供される。
App Storeでアプリにアクセシビリティ機能のラベル
App Storeでは、アプリのページにおいて新たなラベル(Accessibility Nutrition Labels、直訳するとアクセシビリティ栄養ラベル)が追加される。
これにより、アプリやゲームにおいて、字幕や音声コントロール、コントラスト表示、大きなテキストでの表示などに対応するかどうかが示される。視覚、聴覚など障害ごとに役立つ情報として提供される。
点字体験を新しく
ブレイルアクセス(Braille Access)と名付けられた新機能では、iPhoneやiPad、Vision Proなどを点字メモツールにしてくれる。
接続された点字デバイスなどで入力して、点字形式でメモを取れるほか、計算することもできる。
アクセシビリティリーダー
「アクセシビリティリーダー」は、失読症や弱視などのユーザーにとって、テキストを読みやすくするもの。iPhone、iPad、Mac、Apple Vision Proで利用できる。
どのアプリでも利用可能で、拡大鏡アプリでも使える。
Apple Watchにライブキャプション
聴覚障害者向けにApple Watchでライブリスニングコントロールが搭載される。
iPhoneをリモートマイクとして使い、AirPodsやMade for iPhoneの補聴器、Beatsブランドのヘッドホンにコンテンツを直接ストリーミングする。
さらにiPhoneで聞き取った音声を、Apple Watchにテキストで表示してくれる。