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山手線周辺のネットワーク品質はソフトバンクがトップ、Opensignalの調査
2025年3月11日 15:48
英Opensignalは、東京都のJR山手線周辺での携帯電話ネットワークの快適さなどを測るモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスの分析結果を発表した。
山手線周辺地域と東京駅、品川駅、渋谷駅、新宿駅、上野駅、秋葉原駅でのデータ。アプリの利用が快適かどうかを測る「一貫した品質」でソフトバンクが最高点の86.2%を記録。山手線周辺の「5G利用率」でも40.3%とトップで2位のKDDI(au)の30%を大きく引き離した。5Gの接続時間で、NTTドコモとの相対的な差は、2倍以上になったという。
「信頼性エクスペリエンス」では、ソフトバンクとauが統計上の最高スコアを記録した。「利用率」は4社ともに高いスコアで99.6~99.7%の時間を3G、4G、5Gに接続できているという。
ソフトバンクは、「音声アプリエクスペリエンス」で単独1位、「下り速度エクスペリエンス」と「動画エクスペリエンス」「ゲームエクスペリエンス」でauと同率1位だった。「上り速度エクスペリエンス」では、楽天モバイルが他社を引き離して1位を獲得。ソフトバンクと比較して平均上り速度は15%速かった。
山手線周辺における、ソフトバンクの下り速度エクスペリエンスは、東京のほかの地域と比較して23%の相対的な向上が見られるほか、同じくゲームエクスペリエンスでは、ソフトバンク以外の3社のスコアが都内平均よりも低かったとされた。
一方で5Gに関する測定では、auがすべての指標でトップもしくはソフトバンクと同率1位を獲得しており、両社はゲームエクスペリエンスでも高得点を得ており、auはゲームエクスペリエンスと音声アプリエクスペリエンスで単独1位を記録している。動画エクスペリエンスでは、4社すべてのネットワークで満足のいく読み込み時間でフルHD以上の動画を視聴できるという結果になった。