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ドコモ、生活習慣病リスクがスマホでわかる「健診予測 AI」 自治体向けに提供

 NTTドコモは、スマートフォンのデータと生活習慣データを組み合わせて、将来の生活習慣病などのリスクを推定する「健診予測 AI」を開発した。自治体向けのヘルスケアサービスのひとつとして提供される。

 ユーザーの健康診断データのほか、スマートフォンで検知する歩数やBMIなどのデータを活用して直近の生活習慣が継続した場合の1年後の検査値悪化リスクを毎週推定する。検査値には、血糖値の状態を示す「HbA1c」や中性脂肪などがある。推定されたリスクの低減につながるアドバイスを、自治体向けサービスの「健康マイレージ」で毎週確認でき、健康管理や行動変容を促す。ドコモでは、疾病の診断や治療、予防に用いるのではなく、利用者への情報提供を行うものとしている。

 生活習慣病は運動習慣やBMIといった体格の影響を受けることから、自身のリスクを把握し、それに応じた運動習慣や体格変化につながる生活習慣を改善することが求められるという。健診予測 AIは、山形県山形市の「AIによる健康アドバイス機能実装事業」に採択されており、5日から山形市民への提供が始まった。