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楽天、法人向けに新AIサービス「Rakuten AI for Business」発表

 楽天モバイルは、法人向けのAIソリューション「Rakuten AI for Business」を発表した。

 1ライセンスあたり初期費用は無料、月額利用料は1100円(10万文字まで)。基本料の10万文字より多く利用する場合は1000文字あたり11円。10万文字という制限は入力、出力の合算。サービス開始にあわせ、30日無料のキャンペーンも実施される。

 「Rakuten AI for Business」は、導入のしやすさ、法人向け機能の充実、活用支援という3点を特徴に打ち出す法人向け新サービス。初期費用0円で、月額1100円という点がまず「導入のしやすさ」という点になる。あわせてパソコンでもスマホでも使える点も導入のハードルを下げる効果が期待されている。

 そして法人向け機能として、セキュアな環境で利用できるほか、NGワード登録機能で、社内の機密情報をNGワードとして登録してAIへ送信しないようブロックできる。

 オススメの機能として、「プロンプトテンプレート」があり、営業職や企画・マーケティング職、事務職などそれぞれの職種にとって使いやすいプロンプト(AIへの命令文)が複数、用意される。

 このほか活用支援として、楽天自身の経験をもとに、導入企業内で活用が進むような支援も進められる。

楽天モバイルが中小企業のDX化を

 楽天モバイル代表取締役会長の三木谷浩史氏は、日々、AIに関する話題が注目を集める状況のなか、楽天グループ全体でもAIの活用を進めていることを紹介。自社だけではなく、同社と取引する法人クライアントの効率化もAIで進めたいと語る。

 楽天モバイル代表取締役共同CEOの鈴木和洋氏は、「2025年のテーマは法人×AI」と述べ、AIが現状、一部の大企業で利用されている状況という推察し、中堅・中小企業で活用してほしいと語った。