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ソフトバンク宮川社長、「楽天モバイル契約増」に「どこから純増湧いてくるのか……LINEMO新プランは対抗策」

 ソフトバンク 宮川潤一社長は、6日の決算会見の場で楽天モバイルの純増数の増加などに触れ「脅威」と危機感を示し、対抗策について話した。

ソフトバンク 宮川社長

 楽天モバイルの純増数が750万に届くなど、成長著しい現況を踏まえて「春先くらいからエライ頑張っているなと感じている。さすが三木谷さん」と率直な感想を述べる。そのうえで「脅威かそうではないかといえば脅威」と危機感を隠さない。

 一方で、その楽天モバイルの純増数の勢いは「当社に影響があるかといえばほとんどない。純増数がどこから湧いてでているのか、僕が見ていないマーケットがあるのかも。キャリア同士の争いだけでは見えないところにいろいろな商機があるんだろうなと感じている」と少々訝りつつも、楽天モバイルの成長が健全な市場の形成につながるとの見方を示した。

 加えて宮川社長は、オンライン専用ブランド「LINEMO」について「楽天さん対抗なんでしょ? と聞かれるけど実はそうなんですよ」と認める。LINEMOは、6月に新プラン「LINEMO ベストプラン」を発表した。

 無制限プランの提供については慎重な姿勢を見せつつ、新プランは中容量帯のプランがほしいという市場の声に応えたプラン設計であるとして、その滑り出しも上々という。「おかげさまで見込みよりも好調。やってみてよかった」と満足げな表情を見せた。LINEMO ベストプランは7月30日から提供が始まっている。