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Meta、オープンLLM「Llama 3.1」をリリース

 米Meta(メタ)は、オープンソースの大規模言語モデル(LLM)の最新版「Llama 3.1」を公開した。

 初公開となる405B(4050億)パラメーターのモデルに加え、8Bモデルと70Bモデルの改良版がリリースされた。コンテキストウィンドウは128Kで、8言語に対応する。各モデルは、公式サイトとHugging Faceから無料でダウンロードできる。

 Metaが実施したパフォーマンス評価によると、Llama 3.1 405Bは「GPT-4」「GPT-4o」「Claude 3.5 Sonnet」などのモデルと競合できる性能をもち、小規模モデルに関しても同様の数のパラメーターを持つモデルと競合できるという。

 今回ライセンスが変更され、Llamaの出力は、開発者が他のモデルを改善するために使用できるようになっている。

 開発者の責任ある構築を支援するため、違反コンテンツを検出する「Llama Guard 3」やプロンプトインジェクションのフィルター「Prompt Guard」などを含む、リファレンスシステムがリリースされた。

 また、サードパーティのプロジェクトがLlamaモデルを活用しやすくするための標準インターフェイスである「Llama Stack API」に関し、GitHubでコメントをリクエストしている。

 「Llama 3.1」は、AWS、NVIDIA、Databricks、Groq、Dell、Azure、Google Cloud、Snowflakeなどのクラウドサービスですでに利用可能となっている。