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「Meta AI」がVR・MRヘッドセット「Meta Quest」に導入

 米Meta(メタ)は、「Meta AI」をVR・MRヘッドセット「Meta Quest」に導入することを発表した。

 Meta AIは、Metaの言語モデル「Llama」のテクノロジーを活用したもので、「Meta Horizon OS」の一部として利用可能になる。

 まずは「Meta AI with Vision」が、来月から米国とカナダで実験的に展開される。これは、ヘッドセットを装着したまま周囲の状況について質問できるというもの。はじめは「パススルー」(VRを離れて周囲の実際の環境をリアルタイムに見ることができる機能)で利用可能となる。

 たとえば、YouTubeでハイキングの動画を見ているとき、夏の天候に最適な服装について、Meta AIにアドバイスを求めることができる。または、ショートパンツを掲げ、「この服に最適なトップスを教えてください」と言うこともできる。

 あるいは、仮想モニターで学校のレポートに取り組んでいるとき、わからないことをMeta AIに説明してもらうことができる。

 なお、今回の実験的なバージョンでは、パススルーを通して表示される物理的な対象物だけが認識され、仮想の対象物は認識されない。また、Meta Quest 2では利用できない。