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OpenAI、大規模言語モデル「GPT-4o」発表

 米OpenAIは、最新の大規模言語モデル「GPT-4o」を発表した。AIチャットサービス「ChatGPT」に導入され、有料プランの加入者のほか、無料プランのユーザーも利用できる。有料プランの場合、送信できるメッセージ数の制限が緩和される。

 GPT-4oの「o」は、「omni」に由来する。英語とコードのテキストで「GPT-4 Turbo」の性能に匹敵し、英語でない言語のテキストで大幅な改善が実現している。また、APIでははるかに高速で、50%安価になったとアピールされている。

 GPT-4oは画像の理解にも優れているとされ、たとえば外国語で書かれたメニューの写真について、翻訳したり料理の歴史を紹介したりする。将来的には、音声によるリアルタイムの会話や動画にも対応する予定。

ChatGPTの無料プランのユーザーがGPT-4oで利用できる機能
  • GPT-4レベルのインテリジェンス
  • モデルとWebの両方から応答を取得
  • データの分析とグラフの作成
  • 撮影した写真に関するチャット
  • ファイルをアップロードして、要約、執筆、分析をアシストする
  • 「GPTs」「GPT Store」の利用
  • Memoryでより役立つ体験を構築する