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IIJ勝社長、「“実質12円スマホ”は法の抜け穴を突いた」「長期契約特典を検討する」

勝栄二郎代表取締役社長Co-CEO&COO

 7日、IIJの決算説明会において、勝栄二郎代表取締役社長Co-CEO&COOは、電気通信事業法のルールが変わったことを受けた質問に答えるかたちで、長期契約者に向けた特典などを検討する考えを明らかにした。

 また、ソフトバンクが「1年で実質12円」というスマートフォン販売を展開していることについて「法の穴を抜けたようなもの」と厳しい評価を示した。

 同氏は「IIJとしては、豊富なスマートフォンのラインアップを用意し、端末と通信料金の分離を以前から進めている」とした上で、大手キャリアが進める販売方法について「債務残高というか、残債を端末の下取りで免除するようなやり方は法の穴を抜けたようなもの」と見解を示す。

 法制度でのルール変更による業績への影響は出ていないとのことだが、勝社長は「長期利用者に向けて、時期を含めてどういうことができるか検討していきたい」とした。