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mineo、通信品質を約5倍に向上

 オプテージは、大手携帯電話会社から回線を借り受けるMVNO型の携帯電話サービス「mineo(マイネオ)」で、通信品質を大幅に改善したと発表した。

 同社によれば、ユーザーの満足度向上をはかり、長く「mineo」を利用してもらうことに向けた取り組みの一環。平日昼間の時間帯を含めた通信品質において、同社の基準において、以前の約5倍の品質になった。

 同社独自基準とのことだが、これは、総務省の定めた品質測定法を用いていないため、「独自」としているという。具体的な手法は明らかにされていないが、遅延や通信速度といった快適さを左右する要素のうち、主に通信速度を軸に、従来の5倍となる品質に至った。たとえば、動画サービスをストリーミングで利用する際、一般的にMVNOの通信速度が遅くなるとされる昼休みの時間帯であっても、360pであれば、滞ることなく再生できた。SNSやWebブラウジングなども、多くのユーザーにとって快適な環境になるという。

 これは、単純にMNOから調達する帯域を5倍にしたのではなく、大手キャリア(MNO)のネットワークとの接続点(POI)の帯域増強や、低容量プランの提供などによるトラフィックの平準化などによって実現させたもの。

 昨年8月から徐々に改善を進め、チューニングを施して約5倍という改善になった。今後も、継続して快適に利用できる環境に向けて投資していく。