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「eo光ネット」上り下り最大25Gbpsサービス化への実証、24年度開始

 オプテージは、「eo光ネット」における上り下り最大おおむね25Gbpsコースのサービス化を見据えたフィールド実証に向け、ノキアソリューションズ&ネットワークス(Nokia)製対称型25G PONの検証機への採用を決定した。

 eoユーザーモニターを別途募集し、2024年度内をめどに、関西圏の都市部においてフィールド実証を実施する。FTTH 25Gbps規格のフィールド実証は国内初になるという。

 業界団体「25GS-PON MSA Group」による25Gbps通信機器の標準化が完了し、Nokiaが2023年に製品化したことを受け、今回のフィールド実証が決まった。

 オプテージとNokiaは今後、関西圏の都市部でのフィールド実証に向けた準備を進める。フィールド実証では、FTTH25Gbps規格における高速大容量通信の利用用途などを検証し、サービス仕様の確定に向けたニーズを調査する。

 局側装置(OLT)としては、Nokia製対称型25G PON OLT: MF-2が用いられる。将来的に100Gbpsへアップグレード可能なプラットホームであること、小型な2Uサイズや低消費電力を特長としている。

 宅内装置(ONT)としては、Nokia製対称型25G PON ONT: U-010Y-Aが用いられる。

局側装置(OLT)
宅内装置(ONT)

 関西地域で家庭向け光インターネットサービス(FTTH)を提供するeoは、2002年に100メガコースの提供を開始。2005年7月に1ギガコース、2019年4月に関西地域で10ギガ/5ギガコースの提供を開始している。提供エリアは173市町村。新規契約者の6割が10ギガ/5ギガコースを選択しているという。