ニュース

KDDI、INFOBAR20周年を記念した「INFOBAR大百科展」を開催

 KDDIは、同社の企業博物館「KDDI MUSEUM」(東京都多摩市)で、「au Design project」の第1弾モデルである初代「INFOBAR」の発売20周年を記念し、同シリーズを振り返る企画展「INFOBAR大百科展」を2024年1月19日に開催する。料金は、「KDDI MUSEUM」の入場料(大人300円、大学生以下は無料)だけで企画展も見られる。

携帯電話にデザインを持ち込んだシリーズ

開催初日には、「INFOBAR」を初めとしたau Design project/iidaブランドの製品企画とプロデュースを手掛けた事業創造本部 Web3推進部 エキスパートの砂原 哲氏が訪れた

 INFOBARシリーズは、デザイン開発プロジェクト「au Design project/iida」が手がけるシリーズで、第1弾となる「INFOBAR」が20年前の2003年10月31日に発売された。

 ちなみに、同社では10月31日を「INFOBARの日」として制定し、日本記念日協会にも登録された。

 今回の展示では、この「INFOBAR」を含めたすべてのINFOBARシリーズが展示されており、分解された本体と共にデザインコンセプトの紹介や、性能面にも妥協しない部品配置の解説など、製品のストーリーを掘り下げて展示されている。

 加えて、INFOBARシリーズ登場時の広告や企画などを含めた歴史を辿ることができる展示、当時のコンセプトモデルなども用意されており、INFOBARシリーズのファンはもちろん、2003年当時フィーチャーフォンを触っていたユーザーから当時を知らないユーザーまで楽しめる展示構成となっている。

プロトタイプ
パッケージデザイン
色指示書

 INFOBARシリーズについて砂原氏は「市場が整えば、シリーズ新製品を検討していきたい」旨をコメントするなど、一時停止している状況であるが、同社ではメタバース「αU」などでデザインに関する取り組みは継続的に進められており、同社の取り組みをまとめて確認できる展示も用意されている。

「KDDI MUSEUM」常設展示にもINFOBAR

 常設展示にもINFOBARシリーズが展示されている。歴代au端末が一堂に展示されているコーナーのほか、展示を巡って集められるスタンプラリーにもINFOBARが登場している。

 常設展示では、日本の国際通信の歴史や日本やKDDIの携帯電話の流れを辿ることができる。また、KDDIのメタバース「αU」や衛星通信「Starlink」の展示やアトラクションなど、新たに追加されたものもラインアップされている。

 「INFOBAR大百科展」は、24年1月19日までの期間で「KDDI MUSEUM」(東京都多摩市鶴牧3-5-3 LINK FOREST 2F)で開催される。休館日は、土・日・祝日や年末年始。

 入場料は300円で、大学生以下や障がい者手帳の提示および介助者は無料で入場できる。

 なお、12月2日は特別開館されるほかKDDI MUSEUMの無料見学会が実施され、常設展示を含めて無料で入場できる。