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「KDDI MUSEUM」と「KDDI ART GALLERY」、12月から一般公開

国際通信の歴史と圧巻のauケータイ展示

 KDDIは、日本の国際通信の歴史に関する企業博物館「KDDI MUSEUM」と、西洋と日本のさまざまな美術品を展示するギャラリー「KDDI ART GALLERY」を、12月1日から一般向けに公開する。

 当面は、新型コロナウイルス感染症の影響で、完全予約制で公開する。

「KDDI MUSEUM」と「KDDI ART GALLERY」がある場所は?

 「KDDI MUSEUM」と「KDDI ART GALLERY」は、東京都多摩市の研修宿泊施設「LINK FOREST」の2階に位置する。

 研修宿泊施設「LINK FOREST」では、KDDIグループの研修を実施するほか、他団体にも開放しており、1000人以上を収容できる大ホールや14の研修室、レストランなどを備えている。

 宿泊施設は、シングルルームとツインルームの全181室を用意している。シングルルームは、25m2の広さでバス・トイレ別、Wi-Fiも無料で提供される。宿泊施設は、個人でも宿泊可能で、各予約サイトから予約できる。

 なお、宿泊研修施設には、大人数が集まれる談話室やラウンジが用意されている。コロナが落ち着けば、ちょっとした宴会や会合なども開けそうな広さが確保されている。

大ホールは3分割で利用できる。3ホール合わせて最大1500人収容できる。ドラマの舞台となったことも
宿泊研修施設内には中庭もある
各階に設置しているラウンジ。階によってデザインが異なる

KDDI MUSEUM

 「KDDI MUSEUM」では、日本の国際通信の歴史とKDDIグループの通信サービスの歴史とこれからを展示している。

日本の国際通信の歴史

 ミュージアムに入って1つ目は、日本の国際通信の歴史を解説する。1871年(明治4年)に、長崎で陸揚げされた海底電信ケーブルから、電波による通信、衛星通信や光ファイバーケーブルによる通信など、「日本と世界はどのようにしてつながり続けていたのか」を解説している。

 展示では、KDDI小山ネットワークセンターの国際通信史料館に所蔵されていた「実際に使用された機器」を展示している。また、映像による解説のほか、モールス信号を打てる体験コーナーも用意されている。

 このほか、実際に使用されている海底ケーブルを触れられる展示など、趣向を凝らした展示がされている。

国際通信の歴史
モールス符号体験
長波を使った海外との通信
真空管
戦時中の通信
実際に使用された機器
実際の通信衛星
海底光ケーブルの中継器
ケーブル船「KDDIケーブルインフィニティ」の模型
ケーブルの実物展示。海域によって使用するケーブルの種類が違う
国際通信史料館に所蔵していた機器の一部も展示

KDDIの歴史

 続いて、KDDIの通信事業の歴史を展示するコーナー。

 ここでは、KDDIと前身のKDDやDDI、IDO各社の歴史を知ることができる。携帯電話事業のほか、国内中継電話事業なども紹介されている。

 年表では、通信の歴史と当時の日本の世間の様子を同じ時間軸で確認できる。高い通話料金のために「通話せずにコール回数で自身の無事を遠方の家族に知らせる」など、当時の人々の知恵など懐かしめる。

ショルダーフォンを下げられる体験コーナーも
通信の歴史を年表で振り返る

KDDIの挑戦の歴史

 3つ目は、携帯電話事業を中心とした、KDDI挑戦の軌跡を展示している。

 2000年から現在までのauスマートフォンや携帯電話を一堂に展示した「au Gallery」では、コンセプトモデルを含めたほぼすべてのau端末を展示しているという。また、iPhoneシリーズも、auが取扱開始したiPhone 4S以降の歴代iPhoneも展示されている。

圧巻の端末台数をラインアップする「au Gallery」

 このほか、KDDIのライフスタイルに関する取り組みやKDDIの企業向けソリューション、子供でも楽しめるARアトラクションも展開されている。

au 5G

 最後に、auの5G通信サービスを活用したさまざまなソリューションを紹介している。

 au 5G端末も展示されており、実際に触れて体験できる。

 なお、KDDI MUSEUM全体は5G通信のサービスエリアとなっている。LINK FORESTの建屋全体も、順次5Gエリア化していくという。

KDDI ART GALLERY

 「KDDI ART GALLERY」は、「先端技術と芸術の出会い」をコンセプトに、西洋絵画や日本画、ガラス工芸品などの美術作品を鑑賞できる。

 これらの作品の多くは、KDDIや前身の会社、グループ企業の各施設に保管、展示されていたものを集めて展示している。

 なお、作品の一部の額には、三菱ケミカルの特殊フィルムを貼り付けている。特殊フィルムは、光の反射を抑えるもので、照明を落とした展示室内でも鮮明に作品を鑑賞できる。

 芸術に無学な筆者であったが、「感性と出会う」のにちょうどよいボリュームだった。特定の時代や人物を限定せずに多様な作品を楽しめるため、多くの人が楽しめる施設となっている。

LINK FORESTのアクセスと開館時間

LINK FOREST

LINK FOREST(手前左)とKDDI多摩センタービル(奥右)
正面玄関

 「LINK FOREST」は、小田急多摩センター駅と京王多摩センター駅から徒歩10分、多摩モノレール多摩センター駅から徒歩8分の場所に位置する。

 京王線を使えば、準特急で新宿から約30分。近隣には屋内型テーマパークや商業施設も充実しており、家族でも訪れられる立地。

 なお、駅から徒歩で向かう際は、ぜひ公式サイトのアクセスマップを参考にしていただきたい。周辺は歩行者向けに歩道が整備されている。地図アプリを頼りに進んでしまうと、アップダウンの激しいルートを選定されることがあり、大変な思いをしてしまう可能性がある。

ミュージアムとアートギャラリーの開館時間

 新型コロナウイルス感染症の影響で、当面は完全予約制かつ開館時間を制限したガイドツアー形式での公開となる。

 ミュージアムは、月~金曜日の10時~17時。1日に3回(10時~/13時30分~/15時30分~)行われる90分間のガイドツアーでのみ公開している。各回15名までで、専用予約サイトから申し込める。

 アートギャラリーは、毎週水曜日と金曜日の10時~17時。KDDI総務部にメールまたは電話で予約が必要。また、ミュージアムの予約時にアートギャラリーの予約もできる。

 なお、ミュージアムは一般公開に先駆け8月から3DビューやVRを活用したバーチャルミュージアムの取り組みを行っている。