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ドコモとマネックスGが資本業務提携、新たな金融サービス構築へ

 NTTドコモは、マネックスグループおよび同グループ子会社であるマネックス証券と、資本業務提携契約を10月4日に締結した。資産形成サービスを中心とした新たな金融サービスモデルの構築を目指す。

 本日4日には、会見も実施される予定。

新サービスの提供検討へ

 ドコモは、スマートライフ事業で金融・決済領域を事業の柱として取り組みを拡大し、「dカード」「d払い」などの決済分野を中心にサービスを提供している。

 今回、マネックスグループやマネックス証券と提携することで投資分野に参入し、資産形成サービスの提供を目指す。

 具体的には、投資初心者向けに「d払い」アプリを通じた資産形成サービスの提供や、「dポイント」「dカード」「dアカウント」などとマネックス証券のサービスの連携を検討する。

 また、ドコモ保有の9600万の会員データとマネックス証券のデータを、ユーザーの同意があった範囲で掛け合わせ、ニーズに応じた商品提案も図っていく。

 AIによる顧客サポートや、STO(セキュリティ・トークン・オファリング)などの次世代金融商品の取扱いも検討される。

ドコモの連結子会社化について

 今回の契約により、ドコモは、マネックス証券が株式移転で設立する中間持株会社の株式の譲渡および第三者割当増資で、中間株式会社の株式および議決権割合の約49%を保有する。ドコモは取締役の過半数を指名する権利も有するため、中間持株会社および中間持株会社の子会社であるマネックス証券は、実質支配力基準に基づいてドコモの連結子会社となる。

 実行日は2024年1月4日で、実行日以降の中間持株会社の名称は「ドコモマネックスホールディングス(株)」となる。