「スマホ決済で返金」は詐欺、ネット通販で国民生活センターが注意喚起

　国民生活センターは、ネット通販でスマホ決済サービスによる返金を装った詐欺について注意を呼びかけている。

国民生活センターのWebサイトより

　同センターに寄せられた相談事例によると、ネット通販で商品を購入したものの在庫がないとして返金手続きに入ったところ、ビデオ通話で指示され、返金ではなく送金させられた。この間、相手から「失敗している」と言われ複数回操作させられ、10万円ほどが詐欺業者の手に渡ったという。

　メールや電話などで連絡があったのち、LINE上でやりとりするのが手口で、国民生活センターでは、商品代金を銀行振込で支払ったにもかかわらず、決済アプリで返金するのは極めて不自然と指摘。「〇〇ペイで返金します」と言われた場合は詐欺を疑うよう注意している。

　万が一、詐欺が疑われる場合は消費者ホットライン「188」番や警察相談専用電話「＃9110」へ相談することで被害を未然に防げることがある。